2018年07月22日

平成30年名古屋場所 千秋楽●豊山

千秋楽 ●御嶽海(掛け投げ)豊山○

立ち合いで踏み込んだのは御嶽海。豊山の体を起こすと、中に入って一気に寄っていく。しかし豊山が土俵際で残すと逆襲。叩こうとする御嶽海についていくが、御嶽海も回り込みながらなんとかかわす。寄ってきた豊山を、足をかけながら投げようとする御嶽海だが、豊山はこれをこらえて土俵の真ん中へ。今度は御嶽海が寄って行ったが、土俵際で豊山の掛け投げが決まり勝負あり。御嶽海は大熱戦に敗れたものの、今場所は13勝2敗、優勝で終えることとなった。

大熱戦で勝利まであと一歩だったが、土俵際で逆転を食らった。途中叩く場面もあったが、今日も立ち合いは勝っていたし、その後の動きも良かった。しかし、今日は豊山が良すぎた。豊山には先場所も苦戦した末に勝ったし、来場所以降も難敵になるかもしれない。

残念ながら勝利で終えることはできなかったが、それでも今場所は13勝2敗。初優勝を果たした。あらためて、今場所は内容が素晴らしかった。負けた2番も含めてとにかく前に出るというのを徹底して、攻め続けた。今場所は3横綱1大関がいなかったが、今場所のこの相撲ができれば、来場所以降もそんなに成績を落とすことはないのではないだろうか。

先場所が小結で9勝、そして今場所が13勝。2場所で22勝となった。来場所は大関取りの場所となる。基準は三役で3場所33勝なので、数字だけで考えれば来場所11勝すれば大関昇進となる。理事長や審判部長は「内容が大事」と言っているが、今場所の相撲ができれば、相撲の質の点では問題ないだろう。なので内容というのは、どっちかというと誰に勝ったかのことになると思われる。来場所は休場した横綱や大関も戻ってくるだろうし、その場所での11勝ならば評価も高くなる。しかしもし今場所のようにまた上位に休場が続出して、対戦しなくての11勝だと、やや厳しくみられるだろう。確実に昇進するには12勝は欲しいか。

優勝力士の仲間入りを果たし、これからは注目度もさらに増す。そして来場所は初日から気を抜けない日が続く。周囲の環境も変わってくるだろうが、基本は変えずに、少しずつ地力をつけていってほしいと思う。でもまずはゆっくり休んでほしい。

初優勝、あと殊勲賞と技能賞、本当におめでとうございます!


御嶽海以外にも、今場所は若手の躍進が目立った。最後まで優勝を争ったのは御嶽海より1つ年下の豊山と朝乃山。そのほかに御嶽海と同学年の北勝富士が11勝、4つ年下の貴景勝と阿武咲が10勝を挙げ、若手が場所を盛り上げた。何度も言うように3横綱1大関がいなかったというのもあるが、御嶽海を筆頭に、本格的に世代交代を起こしていけるだろうか。

来場所の注目は、まずは御嶽海の大関取りだろう。とにかく序盤でとりこぼさないことが大切。平幕力士にはすべて勝ったうえで、横綱や大関を倒してアピールしたい。あとは、今場所休場した3横綱や、御嶽海に優勝を持っていかれた2大関、かど番となる栃ノ心がそれぞれどういう状態で場所を迎えるか。特に稀勢の里は、いよいよ立場も厳しくなる中で来場所こそ出場するのかが注目される。あとは下位になるが、今場所十両優勝を果たした貴ノ岩が幕内に戻ってくる。貴ノ岩が幕内に戻るのは、あの事件が起きてから初めてとなる(ただし今場所は1度幕内で相撲を取った)。十両では力の差を見せたが、幕内でも再び活躍できるか。



タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 22:37 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする