2017年01月25日

横綱・稀勢の里が誕生

本日、大相撲春場所の番付編成会議と臨時理事会が行われ、初場所で初優勝を果たした大関・稀勢の里の第72代横綱への昇進が決定した。

稀勢の里は昇進伝達式で「謹んでお受け致します。横綱の名に恥じぬよう精進致します。本日はありがとうございました」と口上を述べた。このところの横綱は昇進伝達式の際、四字熟語を述べることが多く、たとえば白鵬は「精神一到」、日馬富士は「全身全霊」、朝青龍と鶴竜は「一生懸命」を口上の中に入れていたが、稀勢の里は四字熟語を入れず、非常にシンプルな口上となった。でもこれがいちばん稀勢の里らしい口上なのかなと思う。

また、横綱の土俵入りは雲竜型を選択。今の3横綱は鶴竜が雲竜型、白鵬と日馬富士が不知火型なので、これでどっちの型も2人ずつとなってバランスは良くなった。横綱・稀勢の里の土俵入りも楽しみ。

横綱となった稀勢の里に求められるのはやはり優勝。これまでは次の横綱として優勝を期待されていたが、実際に横綱になると今度は優勝が使命になる。まずは横綱として1回優勝したい。そうすれば稀勢の里自身もまた気が楽になると思う。

稀勢の里の横綱昇進によって、大相撲は4横綱時代に突入した。4横綱というのは過去にも例があり、直近だと1999年から2000年にかけて、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸の4横綱がいた時代がある。ただ4横綱時代が長く続くことは少なく、4横綱自体は過去に15回あるが(今回が16回目)、その状態が1年以上続いたのは5例しかない。今回の4横綱も稀勢の里を含め全員が30代ということで、少なくとも5年後も同じ状態ということはないだろう。この4横綱時代がいつまで続くか注目。

現在、大相撲の勢力図は変わり始めている。一昨年までは3横綱に照ノ富士を加えモンゴル出身力士全盛だった。それが昨年、琴奨菊が久々に日本出身力士として優勝。さらに豪栄道が全勝優勝を果たし、そして稀勢の里が横綱昇進を果たした。しかし、初場所の時点で大関以上だった7人の力士は照ノ富士を除いて全員30代。ケガや衰えが出始めてもおかしくない時期であり、実際に琴奨菊は2場所連続で負け越し、大関から陥落することが決まった。対照的に、関脇以下では高安や御嶽海といった平成生まれの20代力士が台頭し始めている。今年いっぱいくらいはまだ4横綱の時代なのではないかと思うが、そこから先は全く分からない。再来年には元号が平成から変わるとも言われているが、そのとき上位の番付はどうなっていて、誰がトップに立っているのか。今後の大相撲からも目が離せない。

posted by K at 23:49 | Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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