2019年09月22日

令和元年秋場所 千秋楽○遠藤

千秋楽 ○御嶽海(寄り切り)遠藤●

立ち合い、遠藤は上手を取りに行くが取れず、御嶽海がもろ差しのような形になったため、巻き替えて下手を取ろうとする。しかしそこを御嶽海が一気に寄り、そのまま寄り切り。一気の相撲で勝利した御嶽海は12勝目を挙げ、直前の一番で勝った貴景勝との優勝決定戦に進んだ。


優勝決定戦 ○御嶽海(寄り切り)貴景勝●

立ち合いの当たりは互角。しかし貴景勝がすぐに叩くと、御嶽海がそれに乗じて前に出る。土俵際で粘る貴景勝に対し、御嶽海は攻め続け、最後はもろ差しになって寄り切り。御嶽海は本割で負けた相手にリベンジを果たし、見事7場所ぶり、2度目の幕内最高優勝を決めた。また殊勲賞も手にした。


二番とも会心の一番だった。まず遠藤戦はとにかく相手にまわしを与えなかったのが何よりの勝因。うまくもろ差しのような形になったので遠藤が巻き替えようとして、攻めるチャンスができた。そこの寄りは非常に鋭く、力強かった。そして貴景勝との優勝決定戦は今場所2度目の対戦。中日に当たったときは立ち合いが合わなかったが、今日はしっかり合わせた。立ち合い自体は互角だったが、貴景勝がすぐに引いたおかげでこっちのペースに持ち込んだ。御嶽海の持ち味である、勝機を見つけた時の攻めの速さが最大限に発揮された一番だった。

場所前からずっと10勝を目標にしてきていたが、10勝を超えて12勝、そして優勝までしてしまった。2度目の優勝。現役力士で複数回優勝しているのは白鵬、鶴竜の両横綱のみ。これだけでどれだけすごいことかわかる。貴景勝に大関取りで先を越され、来場所からもまた上をいかれることになるが、今日の一番と優勝という結果で意地を示した。

しかし、これで終わりではない。むしろこれがスタートになる。今場所12勝を挙げたことで、少なくとも大関取りの起点になる場所となった。また先場所は9勝を挙げていることから、2場所合計で21勝。数字上は来場所も12勝を挙げると3場所合計33勝となり、大関昇進の目安に届く。まあ実際に来場所この成績を挙げなければわからないのだが、これまで2年半以上三役を務めているという実績を考えると、33勝すれば大関昇進の可能性は高いだろう。ただ、今場所は両横綱や高安との対戦がなかった。横綱・大関が全員いる中で10勝できるかと言われたらまだ微妙なところだと思う。来場所決められるならそれに越したことはないが、まずは10勝を続けることを目標にしたい。とにかく、優勝おめでとう!


優勝決定戦では敗れたものの、貴景勝は12勝を挙げて大関復帰を決めた。決定戦で左胸のあたりを痛めたっぽいのが心配だが、今場所の相撲で万全ならば横綱を目指せるというのを示したと思う。九州場所も万全な状態で迎えてほしいと思う。一方、かど番だった栃ノ心は14日目に負け越しが決定し、来場所は関脇に転落することになった。大関復帰には10勝が必要となる。ただ今場所の相撲を見ていると10勝はなかなか高いハードルに思える。万全ならば可能性はあるが、今場所は万全には程遠い状態だった。来場所までにどれだけ状態を戻せるか。

来場所の注目は御嶽海、貴景勝、栃ノ心といったところになるだろう。両横綱が戻ってくるのか、あとはかど番の高安も注目だろう。上位はいつの間にか20代の力士が増えてきている。御嶽海と貴景勝は言うまでもなく、阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山、大栄翔といったところは今場所上位で勝ち越した。今度こそ世代交代を成し遂げられるか。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 21:39 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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