2020年03月25日

令和2年春場所 千秋楽●阿武咲

千秋楽 ●御嶽海(押し出し)阿武咲○

立ち合い、踏み込んだのは阿武咲。御嶽海は差そうとするが、阿武咲はおっつけでそれを許さない。御嶽海が引こうとしたところを阿武咲が出ていき、そのまま押し出し。御嶽海は連敗となり、10勝5敗で春場所を終えた。

あまり良いところがなかった。立ち合いの威力でも阿武咲のほうが上だったし、その後も自分から攻めることができず引いてしまった。千秋楽にしては非常に内容の悪い相撲になってしまった。

今場所は10勝5敗で終えた。3場所ぶりの勝ち越し、そして2ケタ勝利となったが、10日目ころまでの内容を考えると、10勝で終わってしまったという印象がある。終盤はスタミナ切れなのか立ち合いからの威力がなくなり、同じ押し相撲の相手に押し負けることが多かった。相手も好調な相手ばかりではあったが、前半の御嶽海の相撲ができればもう1つ2つは勝てたんじゃないかと思う。ただ横綱戦を除く10日目までの相撲は本当に素晴らしかったので、この相撲をまずは15日間、そしてそれを何場所も続けていくこと。それができれば大関だって決して夢ではない。来場所は三役に戻るはずなので、しっかり稽古して2ケタ勝利を続けてほしい。


優勝争いは相星決戦となった結びの一番を制した白鵬が2場所ぶり44度目の優勝を果たした。優勝はならなかったが鶴竜も12勝で横綱としての責任を果たしたし、無観客開催となった異例の場所を両横綱が締めてくれたと思う。

そしてもう1つの注目だった朝乃山は貴景勝を破り11勝。場所後に臨時理事会が開催されることが決まり、大関昇進が事実上確実となった。昇進の目安である3場所33勝には届いていない(32勝)が、この1年で優勝を含む5場所の2ケタ勝利を達成し、内容に安定感もあるという点が評価されたのだろう。昇進時の成績とその後の活躍は比例しないことも多く、最近だと同じく32勝で上がった稀勢の里や豪栄道は長く活躍し、稀勢の里は横綱にもなったが、(平幕も含めてだが)3場所37勝という圧倒的な成績を残した栃ノ心はケガもあって在位わずか7場所で陥落してしまうなど、昇進前の成績はあまり関係ない。朝乃山はまだ若いし、自分の型もしっかり持っているので、ケガをしなければ安定して勝てる大関になれるだろう。ただ、まだ横綱になるには少し遠い気がする。今場所も両横綱には勝てなかった。そもそも朝乃山に限らず、横綱が出場している場所で横綱に勝って優勝する力士がほとんどおらず、特に白鵬に勝って優勝したというのは最近では昨年初場所の玉鷲しかいない(鶴竜は除く)。両横綱はまだ強いが、そろそろ、横綱に真っ向勝負で勝って優勝する力士に出てきてほしい。朝乃山はその最有力候補だろう。

来場所の注目はまずは新大関の朝乃山だろう。大関に昇進すると注目度も高まったりやることもいろいろあったりで、新大関の場所は良い成績を残せない力士も多い。まあ中には白鵬みたいにいきなり優勝しちゃう力士もいるけど、基本的には10勝すれば良いほうだったりする。朝乃山はどうか。そしてもう1人の大関である貴景勝はかど番。千秋楽に朝乃山に敗れ、皆勤負け越しとなった。普通の状態なら負け越すことは考えにくい力士だが、どうしたのか。立て直す時間はあるし、最低でも大関の座は守りたい。

今場所はコロナウイルスの影響で無観客開催となった。力士に感染者が出たら中止するとしており、場所中には幕内力士の千代丸が高熱で休場し、検査を受ける事態になったが、結果は陰性(蜂窩織炎の診断)で、なんとか15日間やり終えることができた。とりあえず最後までできたのが本当に良かった。力士だけでなく、すべての関係者が協力して感染を防いだと思うし、全員よく頑張った。本当にお疲れさまでした。来場所が予定通り開催されるかはわからないが、次の場所を楽しみにしている。

タグ:相撲 御嶽海
posted by K at 01:37 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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