2015年10月21日

日本一奪回のキーパーソンたちの今季成績 投手編

今季の開幕前、巨人の日本一奪回のキーパーソンとして10人の名前と、今季残してほしい成績を挙げた。巨人は結局日本一どころか4連覇を逃す結果となってしまったわけだが、このキーパーソンたちは期待通りの結果を残してくれたのか、改めて成績を見てみたい。打者と投手の2回に分けて見ていくが、今回は投手編。


澤村拓一
1 50試合以上登板→○(60試合)
2 防御率2点台→◎(1.32)

今季のチームスローガン「新成」の象徴の1つであった澤村の抑え転向だったが、見事1年間その座を守りきった。開幕前からハイレベルな成績を期待されて、なおかつその期待に応えたのは今季は澤村だけだったんじゃないかと思う(菅野は勝ち運に恵まれなかったので)。ランナーこそ出すものの、同点にされることはほとんどなく、勝ちパターン3人の中では一番の安定感を見せた。


内海哲也
1 12勝→×(2勝)
2 170回→×(23回3/1)

打者で一番の誤算が阿部なら、投手で一番の誤算はこの内海だった。ケガで出遅れ、一軍初登板は6月。しかしそこで打ちこまれ二軍落ち。その後は二軍でも不安定で、結局一軍登板はわずか5試合、2勝にとどまった。続いていた規定投球回到達も9年で途切れた。新戦力が多く出てきており、来季は勝負のシーズンとなるだろう。


山口鉄也
1 60試合登板→○(60試合)
2 防御率2点台前半→×(2.73)

今季も勝ちパターンの一角を担った山口だが、昨季に続いて厳しいシーズンとなった。防御率は昨年より良くなったものの、プロ入り後ワーストとなる5敗を記録。勝っている場面から同点、逆転されるケースも目立った。それでも最終盤には調子を戻し60試合を達成したのは立派だと思う。今季は良い左投手も出てきたので、来季はもう少し負担を軽減させられれば良いと思う。


西村健太朗
1 15試合先発→×(0試合)
2 7勝→×(0勝)

澤村の抑え転向に伴って先発再転向となった西村だが、開幕は再び中継ぎに。1試合投げて二軍落ちとなった後は先発として投げていたが、新戦力が好調だったため一軍登板はなし。さらにたび重なるケガに見舞われ、9月に右ひじの手術を受けてシーズン終了となった。来季には間に合うようなので、来季は一軍に戻ってきてほしい。


宮國椋丞
1 10試合以上登板→○(39試合)
2 防御率3点台→◎(2.94)

今季予想外の活躍を見せた宮國。開幕前は先発をやるだろうと思ってこの成績を設定したのだが、シーズン始まってからは中継ぎとして登板。しかもかなりの活躍を見せた。宮國にとって飛躍のシーズンになったと思う。このまま中継ぎを続けるのか先発に戻るのか分からないが、今季の経験は大きいんじゃないだろうか。


ということで、澤村が期待通りの活躍、宮國が思っていたのとは違う方向で活躍したのに対し、内海、西村は一軍登板もほとんどないという対照的な結果となった。その他だと菅野は期待通り(だけど援護に恵まれず)、マシソンはやや期待以下、大竹は大きく期待を下回る結果となった。

それだけ期待以下の選手が多かった中で優勝争いをできたのは新戦力の頑張りが大きい。序盤はルーキーの高木勇が大活躍。中盤からは新外国人のマイコラスが覚醒し勝率1位のタイトルを獲得。同じく新外国人のポレダも規定に到達し8勝、高卒2年目の田口が12試合で先発して3勝を挙げるなど、とくに先発が充実。中継ぎでもルーキーの戸根が46試合に登板する活躍を見せた。だからこそ既存の戦力がもうちょっと頑張っていればという思いもあるが、しょうがない。

来季は今季活躍した新戦力たちがどれだけ活躍できるかがカギ。マイコラスなどは残留も決まっていないので、その動向次第では開幕前から危うくなる可能性もある。あとは今季不振だった既存戦力がもう少し頑張ればいい感じになるだろう。まあ投手陣は今季も別に悪くはなかったので、維持してくれればと思う。
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2015年10月20日

日本一奪回のキーパーソンたちの今季成績 打者編

今季の開幕前、巨人の日本一奪回のキーパーソンとして10人の名前と、今季残してほしい成績を挙げた。巨人は結局日本一どころか4連覇を逃す結果となってしまったわけだが、このキーパーソンたちは期待通りの結果を残してくれたのか、改めて成績を見てみたい。打者と投手の2回に分けて見ていくが、今回は打者編。


阿部慎之助
1 .300 30本 100打点のうち2つ→×(.242 15本 47打点)
2 捕手出場2試合以下(スタメン0試合)→×捕手出場26試合(スタメン23試合)

今季の大きな誤算の1人。守備の負担を軽減して打撃の向上につなげるため一塁にコンバートされたのだが、離脱もあって昨年を下回る結果に。さらに、相川が一時離脱した4月には早くも捕手に復帰。その際はさすがの動きを見せたものの、ケガで離脱。改めて捕手としてはもう厳しいということを知らされる結果となった。


小林誠司
1 スタメン72試合以上→×(スタメン56試合)
2 打率.220→○(.226)

開幕スタメンを勝ち取ったが、相川の離脱で阿部が捕手復帰したため出番が減少。さらに打撃も不振だったため、5月途中から2ヶ月近く二軍落ち。しかしそこで鍛えられたのか、一軍昇格後は打撃も好調で、8月はほとんどの試合でスタメンマスクをかぶった。来季の正捕手に向けて足がかりになるシーズンではあったんじゃないかと思う。


村田修一
1 .270 20本 80打点→×(.236 12本 39打点)
2 15併殺以下→○(13併殺)

昨季不振だった村田だが、今季は昨季をさらに下回る成績となった。とくにひどかったのは得点圏打率で、驚異の.171。今季100打席以上立っている巨人の選手の中では一番低かった。また15併殺以下はクリアしているものの、これはほぼ全試合出場すると考えたときのもので、村田は今季2度の離脱があって103試合の出場にとどまり、規定打席にも届かなかった。そう考えるとやっぱり併殺は多い。あとは昨季まで安定していた守備も、失点につながるミスが多かった。来季は相当頑張らないとレギュラー確約はないだろう。


坂本勇人
1 .300 or 20本→×(.269 12本)

坂本も今季は連続出場が途切れ、昨季より成績を落とすシーズンとなった。ただ他の選手がもっと不振だったので、相対的には奮闘していた。あとはとにかく守備が良くなったのが大きい。キャプテンとしてはかなり頑張っていたんじゃないかと思う。まあ、やっぱりもう少し打率は上げてほしいところだけど。


大田泰示
1 二軍落ちなし→×
2 10本塁打→×(1本)

昨季終盤に結果を残し、今季は一軍定着、さらにスタメン奪取が期待されていた大田だったが、開幕前にケガをして出遅れ。4月の終わりに一軍昇格してからは好調だったが、徐々に成績は下がり、立岡にポジションを奪われることに。ホームランも昨年を下回る1本に終わった。ただそれでも、プロ入り後最多の出場機会を得ており、本当に少しずつながら前に進んではいる。来季こそ一軍定着を果たしてほしい。


ということで、打者で挙げた5人で期待通りの成績を残したのは0。しかもほとんどが、期待された成績を大幅に下回るという残念なものとなった。またここに挙げた以外にも、橋本や長野といった選手が不振。巨人打線は1年中貧打に苦しむこととなった。唯一期待を上回ったのが立岡で、シーズン中盤から1番に定着してブレイク。規定には到達しなかったものの打率は3割を超えた。唯一の希望だったといってもいい。

今季優勝を逃したのは9割方この打撃陣の不振のせいであり、来季は全体的な打線の底上げが絶対的に必要。原監督のほか村田打撃コーチも退任するようだが、代わりに来るコーチが優秀であることを切に望む。あとは、阿部、村田といったところは不振ではなくて年齢による衰えという可能性もあるので、若手に出てきてほしい。

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2015年10月18日

原監督が辞意を表明

巨人の原辰徳監督が、17日にクライマックスシリーズでの敗退が決まった後、辞意を表明した。

優勝を逃したあたりからなんとなくそういう雰囲気が出ていたので、ああやっぱりか、という感じ。第2次政権も今年で10年となったが、今季は4連覇を逃し、2年連続で日本シリーズ進出も叶わなかった。今年は区切りとしてはちょうどいいのかもしれない。

あらためて、原監督のこれまでの監督としての成績を振り返る。

<第1次>
2002年 86勝52敗2分  1位 日本一
2003年 71勝66敗3分  3位

<第2次>
2006年 65勝79敗2分  4位
2007年 80勝63敗1分  1位 CS2ndステージ敗退
2008年 84勝57敗3分  1位 日本シリーズ敗退
2009年 89勝46敗9分  1位 日本一
2010年 79勝64敗1分  3位 CSファイナルステージ敗退
2011年 71勝62敗11分 3位 CS1stステージ敗退
2012年 86勝43敗15分 1位 日本一
2013年 84勝53敗7分  1位 日本シリーズ敗退
2014年 82勝61敗1分  1位 CSファイナルステージ敗退
2015年 75勝67敗1分  2位 CSファイナルステージ敗退

通算 952勝713敗56分 勝率.572
リーグ優勝7回 日本一3回
その他:第2回WBC優勝


チームを率いた12年のうち、Bクラスになったのは5位となって辞任した堀内監督の後を継いだ翌年の2006年だけ。他の年はすべて貯金を作りAクラスに入った。巨人は確かに戦力的には恵まれているが、それでもこれだけ安定して成績を残せるというのは間違いなく名将だと思う。

現時点では球団社長とGMに辞意を伝えただけで、まだ受理はされていない。明日、オーナーとナベツネさんと直接会って辞意を伝えるらしいが、まず原監督の決意が変わることはないだろうし、球団側も受理するだろうと思う。

来年は新たな監督を迎えることとなる。現時点での報道では、川相ヘッドコーチ、斎藤投手コーチ、高橋由伸、江川さんなどが有力候補とされている。

一番無難なのは川相コーチかな。今年原監督がインフルエンザで不在となった際には監督代行も務め、今の巨人の体制を大きく変えることなくチーム作りが進められる。原監督と比べるとちょっと地味というのは否めないけれども、まあ原監督より華のある人なんてそれこそミスタークラスになってしまうし、そもそも監督が地味であっても悪いことは何もないのだから、川相監督もアリだと思う。

斎藤コーチは現役時代の実績もコーチ経験も十分で、こちらも有力候補。ただ、これまではずっと原監督の下でコーチをやっていたので、原監督と一緒に退任する可能性もある。

由伸は今季から選手兼任のコーチとなった。これはもちろん、いずれ指導者となるための第一歩だと思うが、来季から監督というのはいくらなんでも早すぎる。今季も主に代打として、打率.278、本塁打5本と活躍しており、まだまだ現役として活躍してほしい。また選手兼任監督は古田さんや谷繁監督を見てもかなり大変なので、由伸の監督は少なくとも来季は無いと思う。

そして有力とも言われているのが江川さん。わずか9年の現役生活ながら135勝という素晴らしい実績を残している一方、入団の経緯などからアンチも多い(今はどうか分からないけど)人物。コーチ経験はこれまで一切ないが、指導者としての姿を一度見てみたい一人だ。個人的には江川さん好きだし見てみたいとも思うが、今の巨人のチーム状況を考えると、指導経験のない人に監督を任せるというのは結構なギャンブルだ。あと本人が飛行機嫌いというのも、遠征の多いプロ野球界では地味に影響がありそう。

ということで、予想としては本命が川相コーチ。対抗が江川さん。次が斎藤コーチで、由伸は無いと思う。今報道されていない人がなる可能性ももちろんあるけど、まあ慎重に選んでほしいと思う。できれば話題性よりは、ちゃんと優勝に導いてくれるような監督を選んでほしい。

とにかく原監督、長い間お疲れさまでした。

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2015年10月17日

クライマックスシリーズファイナルステージ第4戦 巨人2-3ヤクルト

ヤクルトが日本シリーズ進出に王手をかけて臨んだ第4戦。先発は巨人がポレダ、ヤクルトが杉浦。初回、山田のタイムリーでヤクルトが先制。さらにダブルプレーの間にもう1点を挙げ、2-0とする。2回には比屋根のタイムリーでさらに1点を追加し、3-0に。巨人は5回、阿部の2点タイムリーで26イニングぶりの得点を挙げ、1点差と迫る。その後は両チームとも選手をつぎ込む総力戦。お互いにチャンスを作るが、次の1点が入らない。1点差のまま迎えた9回、最後は代打の高橋由伸が空振り三振に倒れゲームセット。この瞬間、ヤクルトの14年ぶりの日本シリーズ進出が決まった。

先発のポレダは2回3失点。負けられない1戦だったが結果を残せなかった。ただ、守備の乱れもあったのでポレダだけが悪いわけではない。まあポレダもフィルダースチョイスをしてるんだけど。

リリーフ陣は今日も良かった。このCSでは1st、ファイナル通じて、リリーフ陣は無失点という完璧なリリーフを見せてくれた。これだけは来季以降に向けて明るい材料だったと思う。

打線は今日も結果を残せなかった。今日は阿部に3度、チャンスで回すことができたが、還せたのは2度目の6回だけだった。とはいえ、この4試合で打率.688という異次元の打率を残した阿部を責めることはできない。結局、シーズンを通じて苦しんだ貧打を最後まで解消することができなかったのが最大の敗因だった。

2年連続、ファイナルステージの第4戦でシーズンが終わることとなった。ただ昨年はシーズン優勝から阪神に逆襲を食らったので悔しかったが、今年は2位だったし、試合を見ても負けるべくして負けたという感じがしたので、昨年ほどの悔しさはない(もちろん全くないわけではないけど)。でもやっぱり日本シリーズに出たかった。来年こそ。

今年の戦いは終わったが、巨人にはやらなければいけないことがまだ残っている。監督の問題と野球賭博の問題。監督の方はまた別記事で考えるとして、野球賭博の方は徹底的に調べてほしい。これからヤクルトとソフトバンクが日本シリーズを戦うのでその間調査をしっかりとして、日本シリーズが終わってから然るべき処分を下してほしい。来季以降にこの問題を残さないためにも。

とにかく選手のみなさん、監督・コーチのみなさん、1年間お疲れさまでした。

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2015年10月16日

クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦 巨人0-2ヤクルト

ヤクルトの2勝1敗で迎えた第3戦。先発は巨人が菅野、ヤクルトが館山。両チームランナーを出しながらもあと1本が出ず、5回までは0-0が続く。6回、ヤクルトが満塁からダブルプレーの間に1点を挙げ、均衡を破る。さらにその後、今浪のタイムリーで1点を追加する。巨人は9回、ノーアウト1,2塁のチャンスを作ったが、続く長野が痛恨のダブルプレー。2試合連続の無得点に終わり、ヤクルトが2連勝。3勝1敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。

先発の菅野は6回2失点。今季の神宮での防御率が6.89の菅野としてはかなり頑張った。2失点なら普通は勝っていてもおかしくない。全く悪くないとまでは言えないが、今日の敗因は菅野ではない。

打線は2試合連続無得点。そりゃあ勝てるわけない。今日は打順を変えてくるかと思ったのだが、井端と小林を村田と加藤に代えた以外は昨日と同じ打線だった。それでも今日は坂本・阿部がともに3打席出塁したのだが、長野がまさかの2ダブルプレー。というか、5番以降に1本もヒットが出なかった。この3試合のチーム打率はシーズンの打率を下回っている。今すぐ目を覚ましてくれ。

ついに後がなくなった。ヤクルトは残り3試合で1つ勝つか引き分けならその時点で日本シリーズ進出が決まる。巨人がここから逆転するには3連勝しかなくなった。その事実だけでも厳しいのだが、試合内容を見るとより絶望感が増す。シーズン中のように1イニングだけでも集中打が出ればと思うのだが、打ててない選手が多すぎる。明日爆発して目覚めるというわずかな可能性に賭けるしかないか。

明日の予想先発は巨人が中4日でポレダ、ヤクルトが石山。阪神キラーのポレダはヤクルト戦も抑えている。神宮では2試合投げて防御率2.35。1stステージでも好投しており、その勢いを続けてほしいところ。対する石山とは今季3試合対戦。石山から見て1勝0敗で石山に負けをつけることができていないものの、防御率は4.40で巨人打線は打っている。明日勝つには早々に打ち崩して逃げ切りたいところだ。

なお、パリーグの方はソフトバンクがロッテに3連勝し、一気に日本シリーズ進出を決めた。強すぎる。巨人が勝ち上がると「ON対決」として盛り上がったあの2000年以来の顔合わせとなるが、ヤクルトが勝ち上がった場合、なんと初の顔合わせとなる。これは意外。どっちもリーグ優勝は何度もしているが、強い時期が被っていなかったということか。

posted by K at 23:28 | Comment(0) | 巨人〜2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする