2019年01月21日

平成31年初場所 8日目・9日目の結果

8日目、9日目の主な力士の結果。勝った力士が左。


8日目
白鵬○−●碧山
松鳳山○−●高安
玉鷲○−●豪栄道
貴景勝○−●阿武咲
魁聖○−●琴奨菊
千代の国○−●輝
矢後○−●大奄美


9日目
白鵬○−●琴奨菊
隠岐の海○−●豪栄道
玉鷲○−●高安
貴景勝○−●錦木
竜電○−●魁聖
勢○−●矢後
千代の国○−●明生


この結果、全勝は白鵬1人、1敗も千代の国1人、2敗で貴景勝、玉鷲の両関脇と魁聖、矢後という形に変わった。千代の国は幕尻に近い番付なので、優勝争いに入るかはもう少し勝ち続けてからの話になるだろう。魁聖と矢後も上位と当たる位置ではないので、実質は白鵬を両関脇が止められるか、という構図だと思う。両大関が勝ち越しすら危うい今、優勝争いが盛り上がるかは関脇2人にかかっている。貴景勝は11勝すれば3場所33勝に届くこともあり、他のプレッシャーとも戦うことになるが、残り6日間、この重圧を跳ね返せるか。

タグ:相撲
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2019年01月16日

横綱・稀勢の里が引退

横綱・稀勢の里が引退を発表した。

先場所、初日から4連敗し、進退をかけて臨んだ今場所も初日から3連敗。横綱としては歴代ワーストとなる8連敗を喫し、ついに引退を決断することとなった。

先場所、今場所の相撲は、はっきり言ってとても横綱の相撲と言えるものではなかった。せめてあと1勝でいいから見たいとこの前書いたが、この状態だとどれだけ出続けても勝てないのではないかと思ってしまったし、本人もそう思ったのかもしれない。これ以上負け続けると本当に引退勧告が出てもおかしくないし、自分で決断できるギリギリのタイミングだったのではないかと思う。

大きかったのはやはり、新横綱の場所で負ったあのケガだと思う。前の年から横綱と違わぬ強さを見せつけてついに優勝し、いよいよこれから、というときに大ケガをしてしまったのは不運だった。しかし、あの時点ではまだ復活できる可能性は十分あったと思う。もしケガをした直後に休んでいれば。百歩譲って、その場所は最後まで全うしたとしても、その次の場所をしっかり休んでいれば。あれだけのケガをした後だし、当時は横綱も他に3人いたので、数場所休んでも問題はなかったはずだった。本人か親方か、誰が出場を決めたのかわからないが、あのときに無理をして出たのが本当に悔やまれる。

今日は不戦敗となるので、横綱としての成績は36勝36敗97休。横綱として物足りない成績なのは間違いない。数十年後、稀勢の里の現役時代を知らない人が増えたら、稀勢の里は弱い横綱だったと言われているかもしれない。しかし、現役時代を知っている人々はきっと忘れないだろう。朝青龍、白鵬という、平成を代表する大横綱の全盛期に真っ向から立ち向かった稀勢の里の姿を。朝青龍との初対戦は7連覇の7場所目だったので、厳密には全盛期と被っているかというと微妙だが、大関に上がる前の時点で4勝しているし、白鵬には幕内では16勝44敗と大きく負け越しているが、白鵬にこれ以上勝っているのは他には日馬富士だけだし、この16勝の中には白鵬の連勝記録を63で止めた勝利など、記憶に残るものも多い。白鵬にとっても少なからず意識する相手だっただろう。

稀勢の里が勝つ姿を最後に見られなかったのは心残りではあるが、相撲人生はこれからも続いていく。これからは年寄「荒磯」として親方になって、後進の指導に当たる。期待を一身に背負った力士だからこそ、きっといい力士を育ててくれるんじゃないかと思う。

稀勢の里関、ありがとう、そして現役生活お疲れさまでした。


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2017年11月30日

横綱・日馬富士が引退

横綱・日馬富士が引退届を提出した。先月の貴ノ岩への暴行の責任を取った形となる。

思うに、この事件が公になった時点で、日馬富士にはもう引退する道しか残っていなかったと思う。過去にも暴力問題で信用を失っていた相撲界で、一番の模範とならなければいけないはずの横綱がこのようなことを起こしてしまったのだから。仮に本人が引退届を出さなくても、横綱審議委員会はきっと引退勧告をしたと思うし、結局引退することになっていたと思う。そう考えると、勧告の前に自分から引退届を出せただけでもまだ良かったのではないだろうか。個人的にも引退は仕方ないところだと思う。貴ノ岩の態度がどれだけ悪かったとしても、また何で殴ったとか何発殴ったとかそういうのは関係なく、とにかく暴行をしてしまったというその事実が問題。

もし引退にならない道があったとすれば、協会で内々に処理するくらいだと思うが、貴乃花親方がそうさせなかった。もちろん、貴乃花親方が普通に相撲協会に報告していても、協会がちゃんと事件を公にして、最終的に今回と同じことになっていた可能性もあるし、個人的にはそうであると信じたい。でも貴乃花親方は万が一を恐れたのだと思う。もし今回のことが公にならなかったら、それこそ相撲界は以前の状態に戻ってしまう。貴ノ岩を守るだけでなく、相撲界をより良いものにするための今回の行動なのだと思っている(ちょっと極端すぎるかもしれないが)。

引退は仕方ないところだが、日馬富士の相撲がもう見られないというのはとにかく残念。力士としては恵まれた体格ではなかったが、日馬富士が見せる速攻はほれぼれするもので本当にすごかった。朝青龍引退後の全盛期の白鵬相手に、五分とは言わないまでもまともにやり合うことができた唯一の力士だったのではないかと思う。ここ数年はケガに苦しんでいたが、秋場所の執念の優勝もすごかった。だからこそ、このような形で土俵を去ることになるのが残念だ。

日馬富士の力士人生はこれで終わりということになるが、事件はこれで終わりにしてはいけない。協会はしっかりと調査をして真実を明らかにし、このようなことが二度と起こらないようにしていかなければならない。協会の内部にいる貴乃花親方でさえ協会を信用していない(ように見える)ので、協会自体が変わっていかなければいけないだろう。私が相撲を見るようになってから横綱が引退するのは2度目だが、2回とも不祥事による引退である。もうこんなことは見たくない。今回の事件で相撲界が失うものは多いかもしれないが、何かを得て、良い方に向かってくれればと思う。

タグ:相撲
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2017年01月25日

横綱・稀勢の里が誕生

本日、大相撲春場所の番付編成会議と臨時理事会が行われ、初場所で初優勝を果たした大関・稀勢の里の第72代横綱への昇進が決定した。

稀勢の里は昇進伝達式で「謹んでお受け致します。横綱の名に恥じぬよう精進致します。本日はありがとうございました」と口上を述べた。このところの横綱は昇進伝達式の際、四字熟語を述べることが多く、たとえば白鵬は「精神一到」、日馬富士は「全身全霊」、朝青龍と鶴竜は「一生懸命」を口上の中に入れていたが、稀勢の里は四字熟語を入れず、非常にシンプルな口上となった。でもこれがいちばん稀勢の里らしい口上なのかなと思う。

また、横綱の土俵入りは雲竜型を選択。今の3横綱は鶴竜が雲竜型、白鵬と日馬富士が不知火型なので、これでどっちの型も2人ずつとなってバランスは良くなった。横綱・稀勢の里の土俵入りも楽しみ。

横綱となった稀勢の里に求められるのはやはり優勝。これまでは次の横綱として優勝を期待されていたが、実際に横綱になると今度は優勝が使命になる。まずは横綱として1回優勝したい。そうすれば稀勢の里自身もまた気が楽になると思う。

稀勢の里の横綱昇進によって、大相撲は4横綱時代に突入した。4横綱というのは過去にも例があり、直近だと1999年から2000年にかけて、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸の4横綱がいた時代がある。ただ4横綱時代が長く続くことは少なく、4横綱自体は過去に15回あるが(今回が16回目)、その状態が1年以上続いたのは5例しかない。今回の4横綱も稀勢の里を含め全員が30代ということで、少なくとも5年後も同じ状態ということはないだろう。この4横綱時代がいつまで続くか注目。

現在、大相撲の勢力図は変わり始めている。一昨年までは3横綱に照ノ富士を加えモンゴル出身力士全盛だった。それが昨年、琴奨菊が久々に日本出身力士として優勝。さらに豪栄道が全勝優勝を果たし、そして稀勢の里が横綱昇進を果たした。しかし、初場所の時点で大関以上だった7人の力士は照ノ富士を除いて全員30代。ケガや衰えが出始めてもおかしくない時期であり、実際に琴奨菊は2場所連続で負け越し、大関から陥落することが決まった。対照的に、関脇以下では高安や御嶽海といった平成生まれの20代力士が台頭し始めている。今年いっぱいくらいはまだ4横綱の時代なのではないかと思うが、そこから先は全く分からない。再来年には元号が平成から変わるとも言われているが、そのとき上位の番付はどうなっていて、誰がトップに立っているのか。今後の大相撲からも目が離せない。

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2017年01月21日

大関・稀勢の里が初優勝

大相撲初場所の14日目。1敗で単独トップの大関・稀勢の里は逸ノ城を寄り切りで破って1敗を維持。その後、唯一2敗で追いかけていた横綱・白鵬が貴ノ岩に寄り切りで敗れたため、千秋楽を待たずして、稀勢の里の初優勝が決まった。30歳6か月、初土俵から89場所目、新入幕から71場所目、大関31場所目での悲願の初優勝となった。

長かった…長かったけどついにつかんだ。大関になる前から次の横綱候補として期待され、大関になってからもずっと優勝を期待され続けたが、初優勝は琴奨菊と豪栄道に先を越された。ただ安定感は横綱も含めた全力士の中でも1,2を争い、昨年は史上初めて優勝せずに年間最多勝を獲得した。あとは優勝するだけだったのだが、今場所ついに悲願を果たした。稀勢の里が勝ってではなく、白鵬が負けたことで優勝が決まったのは少しあっけなくもあったが、稀勢の里も今日の相撲はしっかり勝ったので良い気持ちで優勝の瞬間を迎えられたのではないだろうか。

悲願だった優勝は手にした。しかし稀勢の里の悲願はもう一つあるはずだ。横綱昇進。先場所は12勝での準優勝だったので、今場所後に横綱昇進するのであれば相当ハイレベルな優勝が求められていたが、もし明日勝って14勝となると、これは対象になるかもしれない。個人的には明日負けて13勝ならもう一場所様子見でもいいかなと思っているが、14勝ならば世間の雰囲気を考えても上がりそうな気はする。今場所後の昇進を狙うのであれば、明日の一番は非常に重要となる。結びの一番、要注目だ。

場所はあと1日残っているが、ひとまず、稀勢の里優勝おめでとう!
posted by K at 19:53 | Comment(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする