2017年11月26日

平成29年九州場所 千秋楽○嘉風

千秋楽 ○御嶽海(引き落とし)嘉風●

立ち合い、嘉風の方が低く当たり、左四つとなる。嘉風がじわじわと寄っていくが、嘉風の足が少し後ろに流れたところで御嶽海が腕を引くと嘉風がばったり。引き落としが見事に決まり、御嶽海は今年最後の一番を白星で締めくくった。

立ち合いは嘉風の方が良かったが、御嶽海はそこで慌てなかったのが良かった。一気に攻め込まれるのを防いで、引きのタイミングも抜群だった。今場所は「強い!」というよりも「うまい!」という相撲が多かった印象があるけど、今日もまさにそんな感じだった。

これで今場所は9勝6敗ということになった。10勝にはまたも届かなかったが、場所前に足の親指を痛め不安があった中での勝ち越しは立派。

年間を通しては、まずは1年間、1日も休むことなく土俵に上がり続けたのが何より良かった。昨年は初場所にインフルエンザで3日間休んでしまったが、今年は今場所のようにケガがあっても休場することがなかった。上位陣に休場が多かった1年だからこそ、休まなかったというのは価値がある。そしてなんといっても御嶽海ただ1人が達成した幕内力士としての全6場所勝ち越し。確かな実力がなければできないことで、本当にすごい。

上位で1年間勝ち越しを続け、自信もついたことと思うので、来年はいよいよ本気で大関を目指してほしいと思う。横綱・大関は高安以外の5人が30代となり、ケガによる休場も増えてきた。今年も琴奨菊と照ノ富士が大関から転落、逆に稀勢の里が横綱に、高安が大関に昇進するなど激動の1年だったが、来年はさらに上位が動く可能性がある。下手したら初場所後には白鵬の1人横綱という可能性だってある。それは若手にとっては世代交代のチャンスであることを意味する。今場所も貴景勝、北勝富士が11勝、阿武咲が新小結で勝ち越しなど若手が存在感を見せたが、御嶽海はその若手の先頭に立ち続けてほしいと思う。ひとまずは1年間お疲れ様でした。


昨日優勝を決めた白鵬は今日の結びの一番でもきっちりと勝利し、14勝1敗で40度目の優勝を果たした。嘉風に敗れた一番では待ったをアピールするなど横綱らしくない一面も見られ、それはもう二度としないようにしてほしいところではあるが、それ以外は一人横綱として見事な内容で場所を締めてくれたと思う。今年は2回休場するなど、さすがに全盛期と比べると体にもガタが来始めているのかなとも思うが、それでもまだ1番手だなと思う。次の目標は幕内での1000勝か。

これで今年の本場所はすべて終わったが、相撲協会はこれからが忙しい。まだ日馬富士の暴行問題は何も片付いていない。ニュースを見てても誰が言ってることが本当なのか全然わからないのでなんとも言いようがないが、日馬富士が貴ノ岩を殴ったということだけは全員が認めていて、その時点で、何で殴ったかとか何発殴ったかとか怪我したかとか一切関係なく暴行は成立しているわけで、相当の厳しい処分になることは間違いないだろうし、もし逮捕ということになったら引退はまず避けられない。どういう結果になるか見守りたい。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:41 | Comment(2) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

平成29年九州場所 14日目○荒鷲

14日目 ○御嶽海(押し出し)荒鷲●

立ち合い、まわしを取りにきた荒鷲に対し、御嶽海は突き放してこれを防ぐ。押していく御嶽海に対して荒鷲は回り込もうとするが、しっかり見ていた御嶽海はついていき、そのまま押し出し。御嶽海は千秋楽を残して今場所の勝ち越しを決めた。

今日は立ち合いが素晴らしかった。しっかり踏み込んで突き放して、完全に自分のペースにした。荒鷲も回り込もうとしたが、それもしっかり見えていたし落ち着いていた。相手が負けたことのない荒鷲だったからというのもあるだろうが、会心の一番だった。

これで8勝6敗、勝ち越しを決めた。この勝ち越しにより、年6場所すべてで勝ち越しということになった。同じく先場所まで5場所すべて勝ち越してきた嘉風が今日負け越しとなってしまったので、御嶽海はすべて幕内でとった力士では唯一の全6場所勝ち越しの力士となった。1年間上位総当たりで、5場所は三役の地位にいての勝ち越しなので本当にすごいことだと思う。ちなみに全6場所幕内という条件を除くと、阿武咲が明日勝つと全6場所勝ち越しとなる(阿武咲は春場所まで十両)。

明日、千秋楽の相手は嘉風。先場所に続いて千秋楽での対戦となった。過去の対戦は2勝3敗で、このところ御嶽海が2連勝中。嘉風は前述のように、先場所まで5場所連続で勝ち越しを続けていたが、今日敗れて6勝8敗と負け越しが決まってしまった。しかし明日勝てば三役残留の可能性もあるだけに負けられないだろう。御嶽海としても今年最後の一番を負けて終わりたくはない。来年大関取りに挑むためにも、勝って来年へつなげたい。

過去の対戦
28秋 ●御嶽海(押し出し)嘉風○
28九 ●御嶽海(上手出し投げ)嘉風○
29夏 ●御嶽海(叩き込み)嘉風○
29名 ○御嶽海(寄り切り)嘉風●
29秋 ○御嶽海(叩き込み)嘉風●

優勝争いは、2敗で追っていた隠岐の海と北勝富士が相次いで敗れ、結びの一番で白鵬が遠藤に勝利。この結果、白鵬の40回目の優勝が決まった。今日も遠藤をまったく寄せ付けず圧倒的な強さだった。土俵の内外でいろいろあって忘れられない場所になったが、あと1日、すべての力士に力を出し尽くした相撲を見せてほしい。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:52 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

平成29年九州場所 13日目●逸ノ城

13日目 ●御嶽海(押し出し)逸ノ城○

立ち合い、御嶽海は突き放していく。しかし重い逸ノ城を押し込むことができず、引いてしまう。そこを逸ノ城が出て、そのまま押し出し。御嶽海は連敗で、勝ち越しは明日以降に持ち越しとなった。

逸ノ城相手に突き放す戦法は間違ってなかったと思うが、押し込めず、我慢できずに引いてしまった。逸ノ城の調子が悪ければまた違っていたのだろうが、今場所の好調な逸ノ城相手に引いてはいけなかった。あるいは逸ノ城が好調だからこそ引かされてしまったのかもしれないが、あと2日は攻めの姿勢で行きたい。

明日の相手は荒鷲。過去の対戦は2勝0敗(幕内では1勝0敗)とリードしているが、最後の対戦が1年以上前なのでどこまで参考になるか。荒鷲は今場所西5枚目で、ここまで8勝5敗とすでに勝ち越しを決めている。ただ中日までは7勝1敗だったので、そこから少し失速している。明日荒鷲と組まれたということで、千秋楽は嘉風戦が濃厚。嘉風は現在6勝7敗なので、7勝7敗同士でやることも考えられるが、嘉風は大分出身で大声援を受けることは確実なのでそれはなるべく避けたい。明日荒鷲に勝って、勝ち越しを決めて千秋楽を迎えたい。

過去の対戦
27秋 ○御嶽海(押し出し)荒鷲● ※十両
28秋 ○御嶽海(寄り切り)荒鷲●

優勝争いは白鵬が1敗でトップ、2敗で北勝富士、隠岐の海の八角部屋コンビが追いかける。3敗がいないので優勝争いはこの3人に絞られた。明日2敗の2人が敗れ、白鵬が勝つと白鵬の40度目の優勝が決まる。白鵬が圧倒的有利なのは間違いないが、せめて千秋楽まで優勝争いを見たい。北勝富士と隠岐の海、あと高安の休場によって明日白鵬と当たることになった遠藤には頑張ってほしい。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:21 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月23日

平成29年九州場所 12日目●白鵬

12日目 ●御嶽海(寄り切り)白鵬○

立ち合い、白鵬は右で張って左を差し、すぐに右上手を取る。そのまま一気に寄って寄り切り。御嶽海は何もさせてもらえず完敗となった。

昨日、敗れた後に待ったを主張してしばらく土俵に戻らず物議をかもした白鵬。今日はそれによる厳重注意を受けての一番だったので、その影響があれば御嶽海にもチャンスがあるかもと思ったが、まったくその影響はなく普段通り、むしろ普段以上に冷静にすら見えた。御嶽海としては組んだら終わりなので組みたくなかったわけだが、あまりにも白鵬が速すぎた。この白鵬に勝つにはまだまだ力が足りない。

明日の相手は逸ノ城。過去の対戦は1勝1敗で、先場所の対戦では押し出しで御嶽海が勝利した。逸ノ城は今場所西4枚目で、ここまでは稀勢の里に勝つなど、8勝4敗ですでに勝ち越しを決めている。逸ノ城が前頭5枚目以上で勝ち越すのは2年以上ぶりのことであり、力が戻ってきているか。重い逸ノ城につかまってしまうと厳しいので、先場所のように突き放していきたい。

過去の対戦
28春 ●御嶽海(送り出し)逸ノ城○
29秋 ○御嶽海(押し出し)逸ノ城●

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:42 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

平成29年九州場所 11日目○千代大龍

11日目 ○御嶽海(押し出し)千代大龍●

立ち合い、重い千代大龍の当たりで御嶽海は上体が起き、千代大龍が叩く必殺の形を見せる。しかし、これをしっかりと読んでいた御嶽海は千代大龍が叩いた瞬間に攻勢に出て、強烈な押しで押し出し。千代大龍の必殺パターンを攻略し、御嶽海が勝ち越しに王手をかけた。

千代大龍には過去に1度勝っているが、そのときは立ち合いで変化しており、真っ向勝負では勝ったことがなかった。なので対策が取れているか心配だったのだが、今日は完璧だった。立ち合いがもっと消極的だと一気に押し出されるし、もっと前のめりだと叩きに落ちてしまう。踏み込みながらも冷静に相手を見られたのが良かったと思う。

これで7勝4敗、勝ち越しに王手をかけて、明日の相手は横綱・白鵬。過去の対戦は2勝4敗だが、うち1勝は不戦勝のため土俵での対戦は1勝4敗。初対戦から4連敗していたが、名古屋場所、歴代1位タイとなる1047勝が懸かっていた白鵬に寄り切りで初勝利し、記録達成を1日先伸ばしにした。白鵬は夏場所が全勝優勝、名古屋場所が14勝1敗(1敗がその御嶽海戦)で優勝、秋場所が全休、そして今場所が初日から10連勝と、この半年間、なんと御嶽海以外には負けていなかった…今日までは。白鵬は今日の一番で嘉風に敗れ初黒星。本人は「待った」を主張したものの覆らず、しばらく土俵に上がらないという形で不服の意思を示すという異例の光景が見られた。その問題の一番は、嘉風がかなりふわっと立ったので、「待った」かと勘違いしたのもわからなくはないが、立ち合いのタイミングは合っていたと思うし、何より行司が「はっけよい」って言って、勝負審判が何も言わなかった以上立ち合いは成立しているので、どうにもならない。なんとも白鵬らしくない負け方だった。優勝争いは少し面白くなったが、御嶽海にとってはあまり良い状況ではない。明日は間違いなく120%の白鵬とやらなければならないからだ。考えただけで恐ろしいが、そういう白鵬とやることもそうそうないと思うし、逆に昨日までよりも隙がある可能性もあるので、明日の勝ち越しも狙っていきたい。

過去の対戦
28名 ●御嶽海(寄り切り)白鵬○
28九 ●御嶽海(寄り切り)白鵬○
29初 ●御嶽海(寄り切り)白鵬○
29春 □御嶽海(不戦勝)白鵬■
29夏 ●御嶽海(上手投げ)白鵬○
29名 ○御嶽海(寄り切り)白鵬●

タグ:相撲 御嶽海
posted by K at 23:30 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする