2018年05月23日

平成30年夏場所 10日目○勢

10日目 ○御嶽海(突き落とし)勢●

立ち合い、踏み込んだのは勢だったが、御嶽海が下からの押し上げで勢を土俵際まで押し込む。しかしここで叩こうとしたところを勢についてこられ、逆に勢がいなしてからの攻めで御嶽海を押し込む。しかし御嶽海が勢の左腕を取り、回り込みながらの突き落とし。御嶽海が土俵際での逆転で7勝目を挙げ、勝ち越しに王手をかけた。

勝ちはしたが、内容としては危なかった。立ち合いで踏み込み負けたのはその後の攻めでカバーしたのでいいとして、土俵際まで押し込んでおきながら叩いてしまったのは良くなかった。負けてもおかしくなかったし、もし今日の相撲で負けていたら残り5日間も不安になるところだったので勝てて良かった。

中盤戦が終わって7勝3敗。あと1勝で勝ち越し、そして残り5日で3勝すれば、10勝に到達する。残り5日、対戦が予想されるのは鶴竜(明日)、逸ノ城、千代大龍、正代、琴奨菊といったところで、過去の対戦成績からすれば3勝は十分に狙える相手だ。今場所こそ決めたい。

明日の相手は横綱・鶴竜。過去の対戦は3勝3敗で、このところ御嶽海が2連勝している。直近の対戦は初場所で、押し出しで勝利。しかし先場所は鶴竜が優勝争いをしていた(その後優勝)のに対し、御嶽海は負け越したため、割を崩すために対戦がなかった。鶴竜は今場所ここまで9勝1敗。4日目に松鳳山に不覚を取ったものの、星1つの差で栃ノ心を追っている。しかし今日は琴奨菊相手に立ち合いで変化し、場内はブーイングもあるなど騒然となった。だからこそ明日はまず間違いなくちゃんとした立ち合いで来ると思われるので、御嶽海としては対策は立てやすい。まずは組まれないようにすること、そして攻め込まれても我慢すること。鶴竜は攻めきれないと引くことが多いので、そこまで耐えられれば勝機が出てくるだろう。

過去の対戦
28名 ●御嶽海(寄り切り)鶴竜○
28九 ●御嶽海(押し出し)鶴竜○
29初 ○御嶽海(押し出し)鶴竜●
29春 ●御嶽海(下手出し投げ)鶴竜○
29夏 ○御嶽海(押し出し)鶴竜●
30初 ○御嶽海(押し出し)鶴竜●


10日目が終わって、全勝は栃ノ心。1敗で鶴竜、白鵬の両横綱が追う。数字的には2敗や3敗にも可能性はあるが、優勝争いはほぼこの3人に絞られたと言っていいだろう。残り5日間の対戦相手は、それぞれ以下のようになると予想される。

残りの対戦相手予想(番付順)
栃ノ心…鶴竜、白鵬、正代、琴奨菊(明日)、勢
鶴竜…白鵬、栃ノ心、逸ノ城、御嶽海(明日)、勢
白鵬…鶴竜、栃ノ心、逸ノ城、正代(明日)、勢

豪栄道が途中休場になったため、総当たりの範囲が勢まで拡大し、また今場所の成績も良いため、勢は今後3人との対戦が予想される。直接対決も非常に重要だが、勢や逸ノ城はカギになるかもしれない。なお栃ノ心はここまでで三場所合計34勝。初場所が平幕だったので、「三役で三場所33勝」という条件を単純に当てはめることはできないが、あと1つ勝てば大関昇進はほぼ確実と言ってもいいだろう。まあここからあと1勝止まりだと印象は悪くなるが、それでも昇進はすると思う。あとは優勝できるかどうか。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 01:13 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

平成30年夏場所 9日目○豊山

9日目 ○御嶽海(押し出し)豊山●

立ち合いで先手を取ったのは御嶽海。力強い突きで豊山を土俵際まで押し込むが、豊山はこれを回り込んで凌ぐ。すると今度は豊山が攻勢に出て、おっつけから御嶽海を土俵際まで追い詰める。しかし御嶽海もこれを回り込んでかわすと、再び力強く豊山にぶつかり、上体を起こしてから一気に押し出し。熱戦を制し、御嶽海が6勝目を挙げた。

攻防のある面白い相撲だった。立ち合いは御嶽海だったが、豊山も良い相撲で御嶽海も危ない場面があった。それでも最後は力の差、経験の差が出たんじゃないかなと思う。豊山は今場所白星こそまだないが、内容は悪くない。いずれは上位に定着するような力士になるのではないだろうか。

明日の相手は勢。過去の対戦は4勝0敗で、まだ負けなし。直近の対戦は1年前だが、その際は押し出しで勝利している。勢は今場所西5枚目で、ここまで7勝2敗。幕内中位の力士との対戦が多く好調な成績を残しているが、上位に休場者が相次いだため、今後は上位との対戦が増えると思われる。御嶽海としては相性が良い相手なので、いろいろ考えずにしっかり自分の相撲をすればいいと思う。

過去の対戦
28名 ○御嶽海(寄り切り)勢●
28秋 ○御嶽海(寄り切り)勢●
29春 ○御嶽海(送り出し)勢●
29夏 ○御嶽海(押し出し)勢●


タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:53 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月20日

平成30年夏場所 8日目○松鳳山

8日目 ○御嶽海(押し出し)松鳳山●

立ち合い、松鳳山は張って左を差そうとする。御嶽海は完全に差されないように右腕でしっかりと締めてこらえる。御嶽海がその右腕で松鳳山の左腕を叩くと松鳳山が若干バランスを崩し、そこを御嶽海が一気に攻めて押し出し。御嶽海が「鬼門」の中日に勝利し、5勝3敗で後半戦へ向かうことになった。

非常にうまい相撲だった。立ち合いは張り差しに来た松鳳山のペースになったのだが、そこからがうまかった。相手を中に入れず、若干引きながら松鳳山の腕を叩いてバランスを崩し、一気に攻勢。鮮やかな流れだった。

前半戦が終わって5勝3敗。まずまずのペースだ。上で鬼門と書いたのは、実は御嶽海がもっとも勝っていない日がこの中日だから。先場所まで幕内で15場所取り、通算成績で勝ち越している御嶽海だが、この中日に関しては幕内ではわずか3勝しかしていなかった。特にここ最近は7連敗中で、先場所・先々場所はこの中日から5連敗と失速していただけに、今日勝ったのは大きい。ちなみに、これまで中日に勝った3場所はいずれも2ケタ勝利をしている。これに続けるか。

明日の相手は豊山。初顔合わせとなる。豊山は現在24歳。2015年に新しくできた三段目付出制度を、朝乃山とともに初めて使用してデビューした力士である。豊山というのは時津風部屋で非常に大事なしこ名であり、初代豊山は大関、二代目豊山は小結まで昇進しており、この豊山が三代目。いずれも新潟県出身である。三段目を一場所、幕下を三場所で通過し、さらに十両も三場所で通過して一気に幕内まで上がったが、幕内では2度跳ね返され、初めて勝ち越したのは今年の初場所。さらに春場所では10勝を挙げ、今場所は初めての上位総当たりとなる西3枚目まで番付を上げた。ここまでは上位に跳ね返されて8連敗、早くも負け越しが決まっているが、昨日の鶴竜戦や今日の白鵬戦では良い場面も見せた。豊山は185センチ、181キロの恵まれた体格を活かした突き押しが持ち味。なので御嶽海としてはわりとやりやすい相手ではないかと思う。三役をずっと守っている実力を見せつけられるか。


中日が終わって、全勝は栃ノ心ただ1人。1敗で鶴竜、白鵬、千代の国が追う。三役以上で次に成績がいいのが御嶽海の3敗なので、優勝争いは実質、栃ノ心、鶴竜、白鵬の三つ巴と考えていいだろう。栃ノ心は今日逸ノ城との関脇対決を制し、ストレートで勝ち越しを決めた。今の調子を考えれば大関昇進はほぼ間違いないと思うが、まずはどこまで連勝が続くか。白鵬と鶴竜は危ない相撲もありつつなんとかついていっている。このまま栃ノ心との直接対決までいきたいところだろう。

タグ:相撲 御嶽海
posted by K at 22:32 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月19日

平成30年夏場所 7日目●魁聖

7日目 ●御嶽海(寄り切り)魁聖○

立ち合い、御嶽海は突き放そうとするが、重い魁聖を押し込むことができず、魁聖の圧力の前に逆に後退する。さらに魁聖が右を差し、左上手も取って十分の形に。そこから一気に寄っていき、寄り切り。御嶽海はまたも魁聖に勝つことができず、3敗目となった。

御嶽海は離れて取りたかったが、大きくて重い魁聖に前に出てこられるとなかなか厳しい。それでも徹底して突き放していければあるいはなんとかなったかもしれないが、右を差されてしまったのでこうなるともうどうしようもない。もっとしっかり対策を練らなければいけないということか。

明日、中日の相手は松鳳山。過去の対戦は3勝4敗(幕内では3勝3敗)で、先場所は寄り倒しで松鳳山が勝っている。松鳳山は今場所東2枚目で、ここまで2勝5敗。勝ち星は伸びていないが、2勝は鶴竜と逸ノ城から挙げたものである。御嶽海は初対戦から3連敗して、その後3連勝と苦手さはなくなっていたのだが、先場所は久々に敗れた。明日勝って、白星先行で後半戦を迎えたいところだ。


過去の対戦
27秋 ●御嶽海(掬い投げ)松鳳山○
27九 ●御嶽海(上手投げ)松鳳山○
28夏 ●御嶽海(寄り切り)松鳳山○
28名 ○御嶽海(寄り切り)松鳳山●
29春 ○御嶽海(押し出し)松鳳山●
29秋 ○御嶽海(引き落とし)松鳳山●
30春 ●御嶽海(寄り倒し)松鳳山○

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 22:03 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

平成30年夏場所 6日目○遠藤

6日目 ○御嶽海(上手出し投げ)遠藤●

立ち合い、御嶽海は遠藤を突き放し、突き押しで遠藤を押し込む。なおも押していこうとするが、ここで遠藤が右前まわしに手をかけると御嶽海が叩いてこれを切り、なおもまわしを取ろうとした遠藤に対して左上手を取り、そのまま出し投げ。小結同士の対戦は御嶽海が制した。

取り口がまったく違う2人なので、自分の相撲にした方が勝つという一番だったが、今日は立ち合いで突き放した御嶽海の相撲になったのが勝因だろう。先手を取れたので、遠藤が前まわしに手をかけたのにも素早く反応して対応することができた。

明日の相手は魁聖。過去の対戦は0勝3敗で、御嶽海が3回以上対戦して勝てていない唯一の力士である。ただし、最後の対戦は一昨年の九州場所、御嶽海が新小結だった場所であり、そのころとは実力もだいぶ違っていると思われる。魁聖は先場所12勝3敗と大活躍し、今場所は西筆頭。初日から上位戦が続いて5連敗していたが、今日は5連勝だった正代を破った(ちなみに正代も魁聖に勝ったことがない)。御嶽海にとっては苦手な巨漢力士だが、魁聖より重い逸ノ城にも勝っているし、突き放していけば勝機はあると思う。

過去の対戦
28春 ●御嶽海(寄り切り)魁聖○
28名 ●御嶽海(寄り切り)魁聖○
28九 ●御嶽海(寄り切り)魁聖○


昨日まで全勝だった3人のうち、白鵬、正代が敗れ、全勝は栃ノ心1人となった。白鵬は初顔だった阿炎に突き放され、反撃できずに一方的に押し出される完敗だった。なかなか衝撃的な負け方だったが、まだ差は1つで残りは9日間ある。引きずらずに行けるかが大事だろう。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 22:41 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする