2018年03月09日

平成30年春場所 初日、2日目の取組が決定

11日に初日を迎える春場所の初日、2日目の取組が発表され、東関脇の御嶽海は初日に荒鷲、2日目に宝富士との対戦が組まれた。

荒鷲とは過去3勝1敗。御嶽海にとっては得意な相手だが、先場所、初日から7連勝しながら8勝に終わった要因の1つとなったのが荒鷲との一番だったように思う。8日目、9日目で逸ノ城、栃ノ心に連敗したものの、10日目の荒鷲戦で勝てば勝ち越し、そして優勝争いにも残れるという状況で、立ち合いで当たり勝ったが、逆転のとったりで敗れた。得意の荒鷲との勝てそうな一番を落としたことで、完全に調子が狂ってしまったように思う。初日は先場所のリベンジということで、慎重に、かつ力強い相撲で勝ちたいところだ。

過去の対戦
27秋 ○御嶽海(押し出し)荒鷲● ※十両
28秋 ○御嶽海(寄り切り)荒鷲●
29九 ○御嶽海(押し出し)荒鷲●
30初 ●御嶽海(とったり)荒鷲○


宝富士とは過去2勝1敗。このところ御嶽海が2連勝中だが、最後の対戦は昨年初場所と1年以上前になっている。これは宝富士がしばらく上位から遠ざかっていたためで、今場所は久々の上位総当たりとなる。実力者ではあるが、連勝しているのでいいイメージで臨めるはず。2人とも平幕なのを考えても、最初の2日は連勝したいところだ。


今場所は、白鵬、稀勢の里の両横綱が初日から休場となった。白鵬は2場所連続の休場、そして稀勢の里は6場所連続の休場となる。稀勢の里は今場所後ただちに何か言われることはないと思うが、夏場所次第ではいよいよ厳しくなってくるだろう。しかし未だに治ってないとなると、夏場所も厳しい気がするが…。これにより、今場所は初日から鶴竜の1人横綱となった。しかし鶴竜も手の指を痛めており、万全の状態ではない。かなり悩んでいたみたいだし、おそらく、もし白鵬か稀勢の里が出るならば休んでいたのではないかと思う。なので、千秋楽まで取り切れるかも微妙なところだろう。鶴竜は初日は千代大龍、2日目は先場所敗れた遠藤と対戦する。

2横綱休場、鶴竜も不安という中で優勝の期待がかかるのは両大関。先場所12勝を挙げた高安は初日遠藤、2日目逸ノ城、地元の豪栄道は初日玉鷲、2日目荒鷲と対戦。また、先場所優勝を果たした関脇の栃ノ心は初日宝富士、2日目玉鷲と対戦する。

もう1人、幕内ではないが注目されているのが貴ノ岩。日馬富士の暴行事件の被害者となって、昨年九州場所、今年初場所を休場。特例措置によって(実際は特例措置関係なく残っていたっぽいが)十両には残っているものの、今場所の出場も危ぶまれていたが、今場所は3場所ぶりに出場することになった。ケガした場所が場所なので、無理はしないでほしいのだが、親方が出られると判断したのなら大丈夫なんだろう。1年前には幕内上位で取っていた実力者だけに、力さえ戻っていれば十両では勝てるはず。どのような状態か、注目だ。初日は翔猿と対戦する。

タグ:御嶽海 相撲
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2018年02月27日

平成30年春場所番付発表、御嶽海は東関脇

春場所の番付が発表され、御嶽海は東関脇に。これで4場所連続の東関脇となった。

御嶽海は7場所連続勝ち越し中。そろそろ勝ち越すのは当たり前で、さらに上を、と自分も周りも思っているころだと思う。今場所こそ、三役で初の2ケタ勝利を目指したい。先場所は初日から7連勝したが、その後失速し8勝どまりだった。御嶽海が10勝に届かないのは上位に歯が立たないからではなく、下位に取りこぼしているため。実力や対戦成績を見ても勝てる相手に敗れてあと1つ、2つ届いていない。横綱・大関に勝つ力はあるので、関脇以下との対戦でしっかり勝つことができれば10勝できるはずだ。

今場所対戦が予想される相手は、番付の上から順に鶴竜、白鵬、稀勢の里、高安、豪栄道、栃ノ心、逸ノ城、千代大龍、遠藤、玉鷲、荒鷲、宝富士、琴奨菊、貴景勝、松鳳山。ここまでで15人で、以下正代、千代丸、阿武咲、魁聖、北勝富士と続く。松鳳山までの15人を、過去の対戦成績で得意、互角、苦手の3つで分けると以下のようになる。

得意(御嶽海が2つ以上勝ち越し):玉鷲(9-2)、荒鷲(3-1)、琴奨菊(7-3)
互角(勝ち負けの差が1つ以内):鶴竜(3-3)、栃ノ心(2-3)、千代大龍(3-3)、遠藤(2-2)、宝富士(2-1)、貴景勝(2-2)、松鳳山(3-3)
苦手(御嶽海が2つ以上負け越し):白鵬(2-5)、稀勢の里(1-5)、高安(3-8)、豪栄道(2-6)、逸ノ城(1-3)

得意なのは玉鷲、荒鷲、琴奨菊の3人。先場所はこのうち荒鷲に敗れたが、できればこの3人には勝ちたいところ。反対に苦手にしているのは鶴竜以外の横綱・大関と逸ノ城。逸ノ城は御嶽海が苦手とする巨漢力士なのでまあ納得だが、大関を目指すからにはこの相手からもできれば2勝はしたいところ。そして一番重要なのが対戦成績が拮抗する互角のところ。ここに7人入っており、この相手から何勝できるかが場所の成績に大きく関わってくる。「得意」の3人に3勝、「苦手」の5人から2勝としたら、「互角」の7人から5勝しないと10勝に届かない。この中には横綱・鶴竜や先場所優勝の栃ノ心もいるが、大関に上がるには乗り越えなければいけない壁だ。関脇以下とは中盤までに当たるはずなので、10日目までを2敗くらいで終えられれば10勝も見えてくるのではないだろうか。

今場所の優勝争いは全く読めない。普通なら優勝争いは横綱が引っ張るものだが、先場所休場した白鵬や稀勢の里はそもそも出場するかもわからないので何とも言えないし、出場したとしてもどれほどの状態なのか。個人的にはそろそろ大関の高安に期待したい。先場所は大関昇進後初の2ケタとなる12勝で、優勝の栃ノ心に次ぐ成績を残した。内容も勝つときはとんでもない強さを見せるので、うまくハマれば一気に行く可能性は十分にある。あとは、先場所優勝した栃ノ心がどんな成績を残すか。先場所も西3枚目で上位とほぼ総当たりだったので大きく成績を落とすようなことはなさそうな気がするが、栃ノ心はケガもあるのでその状態次第か。今場所も大勝ちするようならば、本格的に大関候補になってくるだろう。以前の調子を取り戻してきた逸ノ城とともに、今場所も台風の目になれるか。

春場所は3月11日に初日を迎える。

タグ:御嶽海 相撲
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2018年01月29日

平成30年初場所 千秋楽●高安

千秋楽 ●御嶽海(上手投げ)高安○

立ち合い、高安の強烈な当たりで御嶽海は体を起こされるが、突き押しの隙をついて左を差して寄っていく。土俵際まで寄っていったが、重い高安を寄り切ることができない。ここで高安も左を差し、さらに右上手も取ると、最後は上手投げ。高安は12勝3敗、御嶽海は8勝7敗で初場所を終えた。

立ち合いは当たり負けたが、そこから左を差して寄っていくなど途中までは悪くなかった。ただ、そこから勝利に持っていくだけの力がなかった。高安とは1年前までは3勝3敗だったのだが、この1年で5連敗。一気に差を付けられた。追いつけるように頑張ってほしい。

今場所は8勝7敗。7日目までで7勝だったが、そこから1勝7敗と大失速し、またも10勝に届かなかった。御嶽海はどちらかというと後半戦の方が強いイメージがあるので、7連勝の時は悪くても10勝、うまくいけば12、13勝くらいまで伸ばせるのではと思っていたので、ちょっとショックだ。ターニングポイントは10日目の荒鷲戦かな。逸ノ城、栃ノ心に連敗したが、その2日は力負けでしょうがないという感じだった。しかし荒鷲戦は立ち合いで勝ち、御嶽海のペースにできる一番だったが、とったりで敗れた。あの一番で歯車が大きく狂ったように思う。その後の正代、隠岐の海戦は連勝中に見られなかった消極的な姿勢で自滅したという印象が強い。その後の鶴竜戦では素晴らしい相撲ができていたように、横綱をも圧倒できる力はすでに持っているので、あとはそれをいかなる状況でも発揮できるようにすること。もしくは、さらに実力を伸ばして、悪い時でも相手に勝てるくらいの力をつけること。それができれば10勝、さらには大関にもいつか手が届くだろう。どちらにしてもまだまだ稽古が必要だ。今場所の前は稽古の仕方を少し変えたようで、より実戦的なものを重視したらしい。その結果はすぐには出ないかもしれないが、続けてほしいと思う。同じ一門には栃ノ心がいる春日野部屋もあるし。一応言っておくと7場所連続勝ち越しは大したものだ。今場所始まる前にライバルとして挙げた貴景勝、阿武咲、北勝富士は今場所全員負け越してしまったし(阿武咲は途中休場)、上位で勝ち越し続ける実力は確かなものがある。でもそろそろもう一段上を見たい。

昨日優勝を決めた栃ノ心は今日も遠藤に勝利し、14勝1敗。三賞も殊勲賞と技能賞を受賞した。来場所は関脇復帰が濃厚で、成績によっては栃ノ心も大関候補に名乗りを上げることになるだろう。今場所は本当に強かった。栃ノ心に次ぐ成績を収めたのは高安で、12勝。大関昇進後は1度も10勝を挙げられていなかったが、久々に終盤まで優勝争いに残る活躍を見せた。この成績を続けていけば、いずれは綱とりの話も出てくるかもしれない。10連勝から4連敗とまさかの失速となった鶴竜は結びの一番で豪栄道に勝利し、11勝4敗で復帰の場所を終えた。まあ鶴竜は休場する以前から10勝、11勝という成績が多かったのでこれでも復活したと言えるだろうけど、平幕優勝を許してしまったという意味では責任はやっぱりある(直接対決では勝ったけど)。また優勝して、今度こそ完全復活というのを見せてほしい。

来場所は、もう全くわからない。すべての力士に優勝の可能性があると言っていいだろう。でも今場所の相撲を見たら、そろそろ高安には期待したいところではある。もちろん御嶽海も期待している。あとは大きな注目になりそうなのは稀勢の里。もし出場するならば、おそらく進退をかけることになる(本人はそう言っている)。とにかく、中途半端な状態で出場することだけはやめてほしい。出るならば優勝する自信がある状態にするか、これ以上休んでも良くならないと思った時にしてほしい。もう一度、強い稀勢の里が見られることを願って復活を待ちたいと思う。

タグ:御嶽海 相撲
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2018年01月27日

平成30年初場所 14日目●豪栄道

14日目 ●御嶽海(寄り切り)豪栄道○

立ち合い、より低く当たった豪栄道が御嶽海の体を起こすと、そのまま一気に前へ。左を差し、御嶽海には差させずにそのまま寄り切り。豪栄道が速攻を決めて勝ち越し、御嶽海は今場所も10勝に届かないことが確実になった。

立ち合いで完全に負けてしまった。豪栄道の方が低く当たり、御嶽海は体が起きてしまった。さらにその後の攻めも速かった。昨日の御嶽海のように、今日は豪栄道が開き直って取ったように見えた。大関に会心の相撲を取られると、こっちも完璧でいかないとそうそう勝てない。でも大関になるならばいずれはそれでも勝てるようにならないといけないなと思った。

結局、今場所も10勝には届かなくなってしまった。7連勝した時は正直10勝は行けるだろうと思っていたのでショックは大きい。ただ、今場所はまだ1日残っている。9勝すれば、来場所の成績次第では今場所が大関獲りの起点になる可能性も残る。今場所の反省は明日が終わってからということにして、明日勝って来場所以降につなげたい。

千秋楽の相手は高安。過去の対戦は3勝7敗で、このところ高安が4連勝している。御嶽海が最後に勝ったのは1年前で、高安が大関になってからはまだ勝っていない。高安は先場所、先々場所と2場所続けて途中休場し(先場所は勝ち越してから休場)、今場所も前半は4勝3敗と調子が上がらなかったが、中日から7連勝でここまで11勝3敗、今日まで優勝の可能性を残していた。昨日の荒鷲戦では立ち合いで相手を吹っ飛ばすなど、強烈な当たりを見せる。御嶽海はまず立ち合いを耐えること。今日のように体を起こされてしまうと一気に攻め込まれてしまう。立ち合いを互角で乗り切れば、勝機も少しは見えてくるのではないだろうか。

過去の対戦
27九 ○御嶽海(押し出し)高安●
28初 ●御嶽海(寄り切り)高安○
28夏 ●御嶽海(突き落とし)高安○
28秋 ○御嶽海(押し倒し)高安●
28九 ●御嶽海(首投げ)高安○
29初 ○御嶽海(寄り切り)高安●
29春 ●御嶽海(寄り切り)高安○
29夏 ●御嶽海(首投げ)高安○
29名 ●御嶽海(突き出し)高安○
29九 ●御嶽海(叩き込み)高安○

優勝争いの単独トップを走っていた栃ノ心は、今日の一番で松鳳山に勝利し、幕内初優勝を決めた。平幕の優勝は平成24年夏場所の旭天鵬以来約6年ぶり、春日野部屋力士の優勝は昭和47年初場所の初代栃東以来46年ぶり。またヨーロッパ出身力士の優勝は琴欧州、把瑠都に続いて3人目で、ジョージア出身力士としては初の優勝となる。今日の相手の松鳳山もなかなか厄介な相手だったが、しっかり見て相撲を取れていた。栃ノ心は初土俵から1度も負け越すことなく幕内まで上がり、その後小結まで昇進したが、5年前に膝に大ケガを負い、3場所連続の全休で一時は幕下55枚目まで番付を落とした。しかしそこから再び這い上がり、ついに今日、幕内優勝を果たした。大したものだと思う。今も膝にはサポーターをしているが、今場所の相撲のように状態が良ければものすごく強い。現在30歳だが、この相撲が続けられるならば大関も目指せると思う。優勝、本当におめでとうございます。

タグ:相撲 御嶽海
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2018年01月26日

平成30年初場所 13日目○鶴竜

13日目 ○御嶽海(押し出し)鶴竜●

立ち合い、鶴竜は張り差しに来る。御嶽海は立ち合いで鶴竜の体を起こすと、左は喉輪をしながら一気に押していく。鶴竜が体勢を整える間もなく、力強く土俵の外まで押し出し。御嶽海は会心の相撲で連敗脱出、7場所連続の勝ち越しを決めた。

この相撲だけを見たらどっちが横綱かわからないというくらい、横綱に何もさせない、完璧な相撲だった。「横綱相手にこの相撲ができるならどうしてもっと早くできなかったんだ」と、おそらくほぼ全員が思っているかと思うが(私もそう思う)、考えるに、今日のこの状況だからこそこういう力が出せたんじゃないかと思う。つまり5連敗によって優勝の可能性はなくなり、相手は格上の横綱。そしてその横綱も調子を崩している、こういった状況によって開き直って相撲が取れたのかなと思う。ただ、今後はこの力を常に発揮できるようにならなければいけない。7連勝中はできていた。あとは良い流れが途切れた時に立て直す力だ。

今日の会心の勝利によって悪い流れは断ち切れたと思う。そして、まだ10勝の可能性は残っている。残り2日、相手はいずれも大関だが、ここで勝ってこそ大関取りに挑む資格があるのだと思う。力を出し切ってほしい。

明日の相手は豪栄道。過去の対戦は2勝5敗だが、先場所は叩き込みで御嶽海が勝利した。豪栄道は今場所、初日から4連勝と良いスタートを切ったものの、その後失速。7勝6敗とまだ勝ち越しが決まっていない。千秋楽は過去大きく負け越している鶴竜戦なので、明日絶対に勝ち越しを決めるつもりで来るだろう。御嶽海はとりあえずまわしは取られないようにしたい。あとはとにかく今日見せた前に出る姿勢を貫くこと。勝って10勝に望みをつなぎたい。

過去の対戦
28名 ●御嶽海(上手出し投げ)豪栄道○
28九 ●御嶽海(寄り切り)豪栄道○
29初 ○御嶽海(寄り切り)豪栄道●
29夏 ●御嶽海(下手投げ)豪栄道○
29名 ●御嶽海(押し出し)豪栄道○
29秋 ●御嶽海(寄り切り)豪栄道○
29九 ○御嶽海(叩き込み)豪栄道●

優勝争いは上で書いたように鶴竜が敗れ3敗。1敗で単独トップを走っていた栃ノ心は逸ノ城をがっぷり四つから寄り切り1敗を維持。3敗の高安は荒鷲を吹っ飛ばし(大げさではなく本当に吹っ飛ばした)3敗を維持。これにより栃ノ心と鶴竜・高安の間に2差がついた。明日、栃ノ心が勝てば、栃ノ心の初優勝が決まる。鶴竜と高安は明日直接対決なので、栃ノ心が敗れると優勝は千秋楽に持ち越しとなる。栃ノ心は明日松鳳山戦、千秋楽はすでに勝ち越している遠藤、魁聖あたりと当たることになりそうだが、好調な逸ノ城を真っ向勝負で破ったので、なんだかこのままいきそうな気がするなあ。平幕優勝ならば約6年ぶり、春日野部屋力士の優勝は初代栃東(元大関栃東、現玉ノ井親方のお父さん)以来46年ぶり(このときも平幕優勝)、そしてジョージア出身の力士としては初優勝となる。歴史を作れるか。

タグ:御嶽海 相撲
posted by K at 23:47 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする