2017年05月01日

平成29年夏場所番付発表、御嶽海は東小結

夏場所の番付が発表され、御嶽海は先場所と変わらず、東小結となった。

先場所、小結で初めて勝ち越した御嶽海だが、3関脇がいずれも勝ち越したため関脇の枠が空かず、小結据え置きとなった。不運だが仕方がない。先場所は自分より番付が下の相手に全勝という素晴らしい成績を残したが、一方で大関以上には不戦勝だった白鵬を除き、1度も勝てなかった。なので今場所は、横綱や大関を倒したうえで勝ち越すというのが目標になるだろう。とくに、まだ相撲で勝ったことのない稀勢の里と白鵬。この2人に勝てるとさらに自信がつきそうだ。御嶽海より下の力士では、嘉風にはまだ勝ったことがない。また千代翔馬とは対戦自体がなく、組まれれば初顔合わせとなる。得意にしているのは千代の国くらいで、侮れない相手が多い印象だ。

御嶽海以外の力士では、稀勢の里が自身初の東正横綱に。ついに番付でも全力士の頂点に立った。先場所の負傷はまだ完治していないが、まず出場できるのか、出場できたとしてどの程度相撲が取れるのか。序盤はとくに注目だ。そして稀勢の里の弟弟子である高安は大関昇進を狙う。大関昇進の目安は、三役で3場所合計33勝。高安は初場所が11勝、春場所が12勝ときており、単純に考えれば今場所10勝すれば大関昇進となる。先場所の相撲ができれば、今の高安なら10勝は難しくないと思う。勢いは田子ノ浦部屋の2人にあるが、これを1年ぶりの優勝を狙う白鵬や、先場所優勝決定戦までいった照ノ富士らモンゴル勢が止められるかがポイントになりそうだ。

タグ:相撲 御嶽海
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2017年03月26日

平成29年春場所 千秋楽○栃煌山

千秋楽 ○御嶽海(引き落とし)栃煌山●

立ち合いから御嶽海が押し込む。一度栃煌山がいなすが、これにも体勢を崩さず対応。さらに土俵際まで押し込んだところで引くとこれがきれいに決まり、御嶽海の勝ち。御嶽海は終盤の4連勝で、9勝6敗で今場所を終えた。

今日も落ち着いていた。基本は突き押しで、タイミングを見計らっての引き。途中いなされたが素早く対応して問題なし。終始御嶽海のペースだったと言っていいだろう。今場所終盤は本当に冷静に相撲が取れていたと思う。

これで今場所は9勝6敗で終了。三役2場所目にして初の勝ち越しとなった。今場所素晴らしかったのが、自分より番付が下の相手との取組が7番あったが、7戦全勝。取りこぼしが全くなかった。内容的にも、勢戦では変化があったが、それ以外はとにかく落ち着いて自分の相撲が取れていた。上位での経験が増えて、地力がついたことによって自信もついたのかなと思う。一方で、先場所の11勝4敗から成績が下がったのは上位に勝てなかったのが原因。今場所、横綱・大関相手には不戦勝の白鵬戦を除いて1度も勝てなかった。これは上位総当たりの場所では初めてとなる。まあ今場所は、先場所まで7番あった横綱大関戦が4番しかなかったので(白鵬戦除く)その辺は考慮する必要があるけど。すでに三役で勝ち越す力を持つ御嶽海が、今後さらに上に行くには、上位戦での勝利が必須。そのためにはやはり立ち合いかな。今場所も途中から良くなったので、その立ち合いをさらに力強くしていきたい。立ち合いで上回ればその後勝つ確率もグッと高まるはずだ。今場所は小結で9勝したが、関脇3人がいずれも勝ち越し、かつ大関に上がらないため来場所も小結が濃厚。相変わらず番付運があまりないが、さすがにこの状況がずっと続くことはないはず。来場所も勝ち越して、今度こそ関脇に上がりたい。まただいぶ気は早いが、もし来場所11勝、12勝くらいすることがあると、その次の場所は大関取り挑戦という可能性も出てくる。さらなる飛躍に期待したい。



御嶽海以外について見てみると、優勝は新横綱・稀勢の里だった。12日目まで全勝を続け、このまま優勝するのかと思われた13日目、日馬富士戦で肩を負傷。続く14日目の鶴竜戦ではあっさりと土俵を割り、優勝は絶望的と思われていた。しかし千秋楽で、単独トップの1敗だった照ノ富士に本割、決定戦で連勝。奇跡の逆転優勝を果たした。昨日の相撲を見た時点で、正直優勝は無理だと思っていた。本割で照ノ富士に負けるか、決定戦で照ノ富士に負けるかのどっちかだと思っていた。そもそも土俵に上がるのも、自分が優勝したいからではなく、横綱として優勝争いをつまらなくさせないためだと思っていたので、今日の本割で変化したとき驚いた。稀勢の里はあくまで優勝をするために土俵に上がっていたのだと。そして結果成し遂げた。これから稀勢の里が何回優勝するのかわからないが、今回の優勝は間違いなく、長く語り継がれるものになるだろう。

最後まで優勝を争った照ノ富士は久々に存在感を見せた。そもそも今場所はかど番だったが、9日目で勝ち越しを決めると、14日目終了時点では単独トップに立った。ただその14日目の琴奨菊戦では、大関復帰が懸かっていた琴奨菊相手に立ち合い変化で勝ってブーイングを浴び、ケガを押して出場する稀勢の里に対してヒールみたいな扱いになってしまったのが残念。13勝で優勝同点なので、普通なら綱取りの話が出てもおかしくないところだが、そういったニュースがまったく出ないのは先場所負け越していること(しかも4勝11敗)、14日目の変化、そして今日、手負いの稀勢の里に連敗したことなどが響いているのだろうか。ただ、今場所の成績がまぐれでなく復活であるならば、その話もいずれ出てくるだろう。

今場所、途中まで稀勢の里とともに話題の中心にいたのが高安。初日から10連勝し、このまま一気に優勝、そして大関か、と言われたが、11日目から3連敗で失速。それでも12勝し、来場所に大関取りをかけることになった。そして高安は6日目に照ノ富士を破っており、これが兄弟子・稀勢の里の優勝に大きく貢献した。逆に稀勢の里に初黒星をつけたのは照ノ富士の兄弟子である日馬富士。個人の争いだけでなく、場所ごとの争いがあったのも場所をよりドラマチックにしていた。今場所は白鵬と豪栄道が途中休場になったが、非常に面白い場所だった。

来場所の注目は、まずは稀勢の里が出られるかどうか。今場所は最後まで立ったが、14日目の相撲を見るにとても無事とは思えない。夏場所までは1ヶ月半しかないが、間に合うか。個人的には、万全でないならば休場しても良いと思う。まずはしっかり治してほしい。優勝争いも稀勢の里次第だが、出られるなら稀勢の里が優勝候補筆頭となるだろう。もう一人の注目は高安。先場所が11勝、今場所が12勝。来場所は大関取りをかける。目安は3場所で33勝なので、来場所10勝すれば大関昇進の可能性が高い。今場所の相撲ができれば10勝は十分可能。強い気持ちを見せた兄弟子に続けるか。あとは、13勝した照ノ富士の復活は本物か、白鵬は万全で復帰できるのか、豪栄道のかど番はどうか、などに注目。来場所も注目点がたくさんだ。

夏場所は5月14日に初日を迎える。

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posted by K at 23:51 | Comment(2) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月25日

平成29年春場所 14日目○千代の国

14日目 ○御嶽海(押し出し)千代の国●

立ち合い、御嶽海は千代の国を突き放す。御嶽海がさらに押そうとしたところで千代の国が引くが、御嶽海はこれにしっかり対応。一気に押し出した。これで御嶽海は三役で初めての勝ち越しを決めた。

非常にいい相撲だった。御嶽海は引きや叩きに落ちることが少なく、逆にそれをチャンスとして一気に攻めることが多い。なので相手も御嶽海相手に引いてはいけないことをわかっているとは思うのだが、御嶽海の圧力がそうせざるを得ないようにしているのかなと思う。横綱や大関にはまだ通用しないことが多いが、やはりこの相撲をさらに磨いていくのが良いのだと思う。

あと1日を残して勝ち越し。総括は明日するとして、6場所連続で勝っている千秋楽を、今場所も勝って締めたい。

千秋楽の相手は栃煌山。栃煌山は今場所西前頭10枚目ということでかなり番付が離れているが、今場所10勝4敗と好成績を挙げているため組まれた。ただし10勝4敗と言っても、10勝1敗から現在3連敗中となっている。過去の対戦は2勝0敗と御嶽海が連勝中。御嶽海はもう勝ち越しを決めているので緊張もなく臨めるはず。今場所は相性の良い相手にはしっかり勝っているので、明日も落ち着いて取ればきっと大丈夫。

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平成29年春場所 13日目○蒼国来

13日目 ○御嶽海(寄り切り)蒼国来●

立ち合いから御嶽海が押し込む。蒼国来は回り込みながら組み止める機会をうかがうが、御嶽海はどんどん前に出る。そして蒼国来が左上手を取るが、ここでも御嶽海はひるまずに前に出て、相手に有利な体勢になる前に寄り切り。御嶽海は幕内で5度目の対戦にしてついに蒼国来に勝利し、勝ち越しに王手をかけた。

とにかく休まず前に出続けたのが良かった。今回もまわしは取られたものの、これまでの対戦と違って御嶽海がいい体勢だったのでそのまま押し出すことができた。今日の勝ち方であれば苦手意識もだいぶ払しょくできたのではないだろうか。

天敵ともいえる蒼国来に勝利し、これで7勝目。三役での勝ち越しに王手をかけた。あと2日あるので、ここは勝ち越しではなく9勝を狙っていきたい。今場所はどうも関脇の枠が空かなさそうなので勝ち越しても関脇は厳しいが、三役の座を維持したい。

明日の相手は千代の国。過去の対戦は3勝0敗で御嶽海がすべて勝っている。ただ数字ほど圧倒しているわけではなく、少しでもスキを見せると危険な相手だ。ただここはしっかり勝って勝ち越しを決めたい。

過去の対戦
28秋 ○御嶽海(押し出し)千代の国●
28九 ○御嶽海(寄り切り)千代の国●
29初 ○御嶽海(掬い投げ)千代の国●

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2017年03月23日

平成29年春場所 12日目○豪風

12日目 ○御嶽海(押し出し)豪風●

立ち合いは両者しっかり当たったが、そこからすぐに豪風が引く。しかしこれをしっかり見てついていく御嶽海。一気に体を寄せていき、回り込もうとする豪風をそのまま押し出し。6勝6敗と、成績をふたたび五分に戻した。

豪風の攻略法をしっかりとわかっていた。豪風も年齢の割にかなり若々しい相撲を取るが、やはり押し合いであれば今の御嶽海はそうそう負けない。そして引きや叩きにも強いのが御嶽海。落ち着いて取って、今日は完勝だった。

明日の相手は蒼国来。蒼国来は今場所自己最高位となる東前頭2枚目。初の上位総当たりで4勝8敗と負け越しは決まっているが、日馬富士に勝利し、初の金星を挙げている。過去の対戦は1勝4敗だが、幕内では0勝4敗。十両での1勝も立ち合いで変化したものであり、格上である横綱や大関を除くと、おそらく御嶽海がもっとも苦手にしている相手ではないかと思われる。攻め込む場面も多いのだが、どうしても途中でまわしを取られてしまう。まわしさえ取られなければきっと勝てるはずだが、うまい相撲を取れるか。この苦手の蒼国来に勝てれば勝ち越しはすぐそこだ。

過去の対戦
27名 ○御嶽海(叩き込み)蒼国来● ※十両
27九 ●御嶽海(吊り出し)蒼国来○
28夏 ●御嶽海(寄り切り)蒼国来○
28名 ●御嶽海(寄り切り)蒼国来○
29初 ●御嶽海(寄り切り)蒼国来○

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posted by K at 23:24 | Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする