2017年01月19日

平成29年初場所 12日目○宝富士

12日目 ○御嶽海(押し出し)宝富士●

立ち合いで激しくぶつかった両者。御嶽海はいつも通り、下から相手を押していく。その威力は強烈で、宝富士に反撃を許さない。結局、相手に何もさせることなく押し出し。完勝で今場所の9勝目を挙げた。1場所内での5連勝は幕内では自己最長となる。

強い。それしか言うことがない。今日のように一気の押し出しは番付を駆け上がっていった十両時代あたりまでは割と見たが、宝富士は今日で負け越しが決まったとはいえ、御嶽海と同じ前頭筆頭の力士。同格の相手にここまで完勝するとは思わなかった。気持ちも相当乗っている。

これで9勝目。2つ差があるのであまり言われていないが、実はまだ優勝の可能性も残っている。現状1敗で稀勢の里がトップ、2敗で白鵬、貴ノ岩、逸ノ城が追いかけているが、気づけば3敗も高安、蒼国来、そして御嶽海の3人にまで絞られている。明日は1敗、2敗の直接対決はないので、3敗勢に一気にチャンスが広がる可能性もある。ここまで来たらとにかく1つ1つ勝っていって、優勝争いの感覚も味わいたいところだ。

明日の相手は蒼国来。先ほど書いたようにまだ3敗と優勝の可能性を残す力士で、番付は西前頭10枚目と低いが御嶽海と当たることになった。御嶽海としてはちょっと嫌な相手だろう。これまでに4度対戦しているが、1勝3敗(幕内では0勝3敗)と苦手にしており、しかもその1勝は御嶽海が立ち合いで変化して勝った一番なので、正攻法で勝ったことはまだない。ただ、最後に対戦したのは昨年名古屋場所で半年前。同じく苦手としていた正代にも勝ったように、成長を見せたい。とにかくまわしを取らせないことが大事だろう。

タグ:御嶽海 相撲
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2017年01月18日

平成29年初場所 11日目○豪風

11日目 ○御嶽海(引き落とし)豪風●

年齢が一回り以上違うこの取り組みは、勝った方が勝ち越しの一番。1度目の立ち合いは合わず、2度目の立ち合いに。豪風は当たると同時に叩きに来るが、御嶽海はこれを落ち着いて堪える。その後は突き押しを見せる御嶽海に対し、豪風は叩きやいなしでかわす。そして御嶽海がつかまえようとしたところで豪風が腕をつかんで倒そうとするが、御嶽海がその腕を抜いて引き落とし。御嶽海が幕内では自己最速タイとなる11日目での勝ち越しを決めた。

終始御嶽海が攻め込む形だったが、そんな中でも冷静に相手の出方を見極めていたと思う。最初の立ち合いが合わなかったのでお互いにどういう立ち合いを見せるか探り合いだったと思うが、いきなり叩きに来た豪風の立ち合いをしのいだことで一気に御嶽海のペースになった。その後も焦ることなく徐々に追い詰めていったのが良かったと思う。

これで勝ち越しを決めた。まずは一安心。個人的には今後は少し心を落ち着けて見られる。残り4日間は一つでも勝ち星を上積みして、返り三役と三賞受賞の可能性を高めたい。また、実は現時点で初土俵からの通算の勝ち星が98となっており、あと2勝で通算100勝に届く。場所前の時点で今場所10勝するというのは想像できなかったが、今はもう十分到達可能な数字。これもできれば今場所中に達成したい。

明日の相手は宝富士。過去の対戦は1勝1敗で、直近の対戦である昨年秋場所では御嶽海が寄り切りで勝っている。宝富士は今場所東筆頭と三役に最も近い位置にいるものの、ここまで4勝7敗。後がない状況になっている。御嶽海としては今日のように落ち着いて攻めていけばいいと思う。

タグ:相撲 御嶽海
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2017年01月17日

平成29年初場所 10日目○正代

10日目 ○御嶽海(寄り倒し)正代●

立ち合いで激しくぶつかると、まずは正代が押し込む。正代がまわしを取りに来るのを御嶽海は防ぐ。続いて正代は御嶽海の腕を取りそのまま投げに来るが、御嶽海はもう一方の腕で正代のまわしを取ってこれをしのぐ。すると御嶽海が正代の後ろにつくような形に。正代はすぐに正面に向き直るが、ここで御嶽海がもろ差しに。正代は最後の投げに出るが、御嶽海がしっかりと寄り倒し。

攻防があって、非常に見ごたえがある相撲だった。御嶽海にとって正代は数少ない幕下・十両・幕内のすべてで対戦している相手で(他には大翔丸がいる)、それは言い換えれば一緒に番付を上がってきたライバルだということ。新十両、新入幕、新三役はいずれも御嶽海が一場所早く達成しているが、直接対決の成績では正代がリードしており、おそらくお互いに意識する相手なのは間違いない。幕下時代、もっと言うと学生時代から何度もやっている相手で取り口もわかっているからこそのあの激しい攻防だったんだと思う。そんな中で御嶽海が新しく得意の形にしたもろ差しからの寄りで勝負を決めたのが、御嶽海の成長の証ではないかと思う。正代との対戦は今後も楽しみだ。

これで7勝目、まずは最初の目標であった先場所越えを達成した。次はあと1勝に迫った勝ち越しを狙う。そしてもう少し先の話をすると、今場所は勝ち越しただけだと三役に上がれない可能性がある。西小結の栃ノ心の負け越しは決まっているが、東関脇の玉鷲と東小結の高安は白星先行、西関脇の正代も4勝6敗でまだ勝ち越しの可能性を残している。さらに、琴奨菊が大関から陥落する可能性も高いため、8勝だと小結に上がれない可能性がある。調べたところ、前頭筆頭で10勝して前頭に据え置かれた力士は過去にいないようなので、返り三役を目指すならば10勝したいところだ。

勝ち越しを目指す明日の相手は豪風。過去の対戦は2勝1敗で御嶽海がリードしているが、直近の対戦となる昨年の秋場所は叩き込みで豪風が勝利している。御嶽海にとっては今場所初めて番付が下の力士との対戦となるが、豪風もここまで7勝3敗と好調で来ている。豪風は立ち合いの変化とかはしてこないと思うので、まずは立ち合いで当たり負けないこと。そこから逆転を食らわないように落ち着いて攻めれば、明日勝ち越しを決めることもできるはずだ。

タグ:御嶽海 相撲
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2017年01月16日

平成29年初場所 9日目○玉鷲

9日目 ○御嶽海(突き出し)玉鷲●

立ち合いは互角。互いに突き合いとなったが、突き押しは元々御嶽海が最も得意とする形。下からの突きで一気に玉鷲を押し込み、そのまま突き出し。新入幕以降負けたことのない9日目に、負けたことのない玉鷲相手に勝利し、後半戦も良いスタートを切った。

もう今日は何も言うことがない完勝。突き押しならば絶対負けないとばかりに力強い押しが見られて、個人的には今場所一の相撲だったと思う。御嶽海は最近相手の中に入ってもろ差しで寄り切る相撲をかなり磨いていて、今場所の躍進もその形によるところが大きいが、今日の相撲を見るとやっぱり突き押しをもっと見たい。いつかは突き押しで横綱に勝つところを見たいと思った今日の相撲だった。

これで6勝目。先場所の勝ち数に早くも並んだ。先場所は9日目の時点で2勝だったのでいかに好調かがわかる。ただ勝ち越しまでは気が抜けない。今後は下位で好調の力士と当たる可能性もあるし、まだ苦手の力士との対戦も残っている。この調子を維持したい。

明日の相手は正代。正代は今場所、御嶽海より一足早く新関脇となり、ここまでは4勝5敗。過去の対戦成績は幕内では1勝2敗で、幕下時代から合わせると1勝4敗。御嶽海が4敗している力士は正代だけで、上位陣を除けばもっとも苦手にしている力士の1人と言っていいだろう。しかし、最後に対戦したのは昨年の名古屋場所で、すでに半年前。御嶽海はそこからかなり成長している(正代もだけど)。なんとか勝ちたい。

タグ:御嶽海 相撲
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平成29年初場所 8日目○高安

8日目 ○御嶽海(寄り切り)高安●

立ち合いは互角。押し合いとなるが、リーチの長い高安の方が押し込む。しかし御嶽海が前傾姿勢を崩さずにいると、高安が一瞬叩きに来る。そこを見逃さなかった御嶽海はすかさずもろ差しの形になり、一気に寄り切り。5勝3敗で後半戦へ向かうこととなった。

なかなか自分の形にさせてもらえなかったが、中に入るまでよく耐えた。高安の圧力もかなりのもので押し込まれはしたが、決して自分から引くことはなかった。それが中に入るチャンスを生んだんだと思う。そして今場所の御嶽海は自分の形になってからが速く、そして丁寧。速いんだけど攻め急いでいない。それが今場所の成績につながっているんじゃないだろうか。

今日敗れれば五分となるところだったが、これで5勝3敗、白星先行で後半に向かえることになった。今日の勝利は大きい。常に白星先行で行けば確実に勝ち越せるわけで、このままいきたい。

明日の相手は玉鷲。玉鷲とは過去に4度対戦しているが、実はすべて御嶽海が勝っている。御嶽海にとって一番得意にしているのがこの玉鷲である。しかし油断は禁物。玉鷲はこのところ急激に力を伸ばしており、このところ2場所連続で10勝5敗。先場所は小結で1横綱3大関を破って2ケタ勝利を挙げ、自身初の三賞(技能賞)も獲得した。新関脇の今場所もここまで5勝3敗と好調。御嶽海としては、これまでの相性は忘れて臨んだ方が良いかもしれない。

タグ:相撲 御嶽海
posted by K at 00:17 | Comment(2) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする