2017年01月17日

平成29年初場所 10日目○正代

10日目 ○御嶽海(寄り倒し)正代●

立ち合いで激しくぶつかると、まずは正代が押し込む。正代がまわしを取りに来るのを御嶽海は防ぐ。続いて正代は御嶽海の腕を取りそのまま投げに来るが、御嶽海はもう一方の腕で正代のまわしを取ってこれをしのぐ。すると御嶽海が正代の後ろにつくような形に。正代はすぐに正面に向き直るが、ここで御嶽海がもろ差しに。正代は最後の投げに出るが、御嶽海がしっかりと寄り倒し。

攻防があって、非常に見ごたえがある相撲だった。御嶽海にとって正代は数少ない幕下・十両・幕内のすべてで対戦している相手で(他には大翔丸がいる)、それは言い換えれば一緒に番付を上がってきたライバルだということ。新十両、新入幕、新三役はいずれも御嶽海が一場所早く達成しているが、直接対決の成績では正代がリードしており、おそらくお互いに意識する相手なのは間違いない。幕下時代、もっと言うと学生時代から何度もやっている相手で取り口もわかっているからこそのあの激しい攻防だったんだと思う。そんな中で御嶽海が新しく得意の形にしたもろ差しからの寄りで勝負を決めたのが、御嶽海の成長の証ではないかと思う。正代との対戦は今後も楽しみだ。

これで7勝目、まずは最初の目標であった先場所越えを達成した。次はあと1勝に迫った勝ち越しを狙う。そしてもう少し先の話をすると、今場所は勝ち越しただけだと三役に上がれない可能性がある。西小結の栃ノ心の負け越しは決まっているが、東関脇の玉鷲と東小結の高安は白星先行、西関脇の正代も4勝6敗でまだ勝ち越しの可能性を残している。さらに、琴奨菊が大関から陥落する可能性も高いため、8勝だと小結に上がれない可能性がある。調べたところ、前頭筆頭で10勝して前頭に据え置かれた力士は過去にいないようなので、返り三役を目指すならば10勝したいところだ。

勝ち越しを目指す明日の相手は豪風。過去の対戦は2勝1敗で御嶽海がリードしているが、直近の対戦となる昨年の秋場所は叩き込みで豪風が勝利している。御嶽海にとっては今場所初めて番付が下の力士との対戦となるが、豪風もここまで7勝3敗と好調で来ている。豪風は立ち合いの変化とかはしてこないと思うので、まずは立ち合いで当たり負けないこと。そこから逆転を食らわないように落ち着いて攻めれば、明日勝ち越しを決めることもできるはずだ。

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2017年01月16日

平成29年初場所 9日目○玉鷲

9日目 ○御嶽海(突き出し)玉鷲●

立ち合いは互角。互いに突き合いとなったが、突き押しは元々御嶽海が最も得意とする形。下からの突きで一気に玉鷲を押し込み、そのまま突き出し。新入幕以降負けたことのない9日目に、負けたことのない玉鷲相手に勝利し、後半戦も良いスタートを切った。

もう今日は何も言うことがない完勝。突き押しならば絶対負けないとばかりに力強い押しが見られて、個人的には今場所一の相撲だったと思う。御嶽海は最近相手の中に入ってもろ差しで寄り切る相撲をかなり磨いていて、今場所の躍進もその形によるところが大きいが、今日の相撲を見るとやっぱり突き押しをもっと見たい。いつかは突き押しで横綱に勝つところを見たいと思った今日の相撲だった。

これで6勝目。先場所の勝ち数に早くも並んだ。先場所は9日目の時点で2勝だったのでいかに好調かがわかる。ただ勝ち越しまでは気が抜けない。今後は下位で好調の力士と当たる可能性もあるし、まだ苦手の力士との対戦も残っている。この調子を維持したい。

明日の相手は正代。正代は今場所、御嶽海より一足早く新関脇となり、ここまでは4勝5敗。過去の対戦成績は幕内では1勝2敗で、幕下時代から合わせると1勝4敗。御嶽海が4敗している力士は正代だけで、上位陣を除けばもっとも苦手にしている力士の1人と言っていいだろう。しかし、最後に対戦したのは昨年の名古屋場所で、すでに半年前。御嶽海はそこからかなり成長している(正代もだけど)。なんとか勝ちたい。

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平成29年初場所 8日目○高安

8日目 ○御嶽海(寄り切り)高安●

立ち合いは互角。押し合いとなるが、リーチの長い高安の方が押し込む。しかし御嶽海が前傾姿勢を崩さずにいると、高安が一瞬叩きに来る。そこを見逃さなかった御嶽海はすかさずもろ差しの形になり、一気に寄り切り。5勝3敗で後半戦へ向かうこととなった。

なかなか自分の形にさせてもらえなかったが、中に入るまでよく耐えた。高安の圧力もかなりのもので押し込まれはしたが、決して自分から引くことはなかった。それが中に入るチャンスを生んだんだと思う。そして今場所の御嶽海は自分の形になってからが速く、そして丁寧。速いんだけど攻め急いでいない。それが今場所の成績につながっているんじゃないだろうか。

今日敗れれば五分となるところだったが、これで5勝3敗、白星先行で後半に向かえることになった。今日の勝利は大きい。常に白星先行で行けば確実に勝ち越せるわけで、このままいきたい。

明日の相手は玉鷲。玉鷲とは過去に4度対戦しているが、実はすべて御嶽海が勝っている。御嶽海にとって一番得意にしているのがこの玉鷲である。しかし油断は禁物。玉鷲はこのところ急激に力を伸ばしており、このところ2場所連続で10勝5敗。先場所は小結で1横綱3大関を破って2ケタ勝利を挙げ、自身初の三賞(技能賞)も獲得した。新関脇の今場所もここまで5勝3敗と好調。御嶽海としては、これまでの相性は忘れて臨んだ方が良いかもしれない。

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2017年01月14日

平成29年初場所 7日目●照ノ富士

7日目 ●御嶽海(押し出し)照ノ富士○

立ち合い、照ノ富士が押し込む。御嶽海はしのぎつつもろ差しを狙うが、逆に照ノ富士に腕を極められる形に。御嶽海は回り込みつつ反撃を狙うが、どんどん前に出てくる照ノ富士の圧力に耐えられず、そのまま押し出し。御嶽海は今場所の横綱・大関戦を4勝3敗で終えることとなった。

ちょっと立ち合いの鋭さが足りなかったかなという感じ。立ち合いで照ノ富士に押し込まれて、その後の流れも自分のものにできなかった。極められてからも回り込んで反撃の機会を狙ってはいたんだけど、黒星先行とはいえ照ノ富士も大関。その隙を見せてはくれなかった。

これで横綱・大関戦は終了。今日は敗れたものの、4勝3敗と白星先行で後半戦へと向かう。2横綱2大関を倒したんだから勝ち越しだって楽勝…と言いたいところだが、そうはいかないのが大相撲。過去に金星を獲得した力士がその場所で負け越したケースはいくらでもある。一例としては平成26年9月場所の嘉風。このとき嘉風は今場所の御嶽海と同じく2横綱2大関に勝利し(日馬富士戦は反則勝ち)、横綱・大関戦が終わった9日目までで6勝3敗としていたが、そこからまさかの5連敗で負け越しとなった。新しいところでは先場所の遠藤。1横綱3大関を破る活躍を見せ、千秋楽に勝ち越せば三賞受賞が決まっていたが、敗れて負け越しとなった。このように、上位に勝ち越しても場所を勝ち越せるとは限らないのが大相撲である。今後御嶽海との対戦が予想される上位力士との対戦成績を見てみると、

【得意】
玉鷲(4−0)、荒鷲(2−0)、勢(2−0)

【互角】
宝富士(1−1)、隠岐の海(1−1)

【苦手】
高安(2−3)、松鳳山(1−3)、正代(1−4)

ということではっきり3つに分かれている。ただ得意にしている3人にも、逆にそろそろ負けるんじゃないかっていうのもあるし、この相性通りにはならないと思う。松鳳山、正代といった苦手なところから勝てると今後にもつながるんだけど。

8日目の相手は高安。上にも書いた通り、これまでの対戦成績は2勝3敗で勝ったり負けたり。先場所の対戦では高安が勝っている。そして高安も今場所は好調。1横綱3大関を倒し、ここまで5勝2敗。現時点では2横綱2大関を倒した御嶽海の方が上だと思うが、もし御嶽海が負け越すようなことがあると、高安が殊勲賞の筆頭候補だろう。御嶽海としては上位戦が終わって一息つきたいところだろうが、白星先行で行きたいので気を引き締めて臨みたい。

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2017年01月13日

平成29年初場所 6日目○琴奨菊

6日目 ○御嶽海(寄り切り)琴奨菊●

立ち合い、琴奨菊は張りに来る。しかし御嶽海はひるむことなく、脇が開いた琴奨菊に左を差す。右ははず押しの形になり、相手に立て直す暇を与えず一気に寄り切り。大関以上からの今場所4勝目を手にした。

今日は見事だった。琴奨菊の張りっていうのはあまり考えてなかったんじゃないかと思うが、それでも動じることなく一気に勝負をつけた。勢いに乗っているのがよくわかる一番だった。

これで4勝目となり、あと1人を残して今場所の横綱・大関戦の勝ち越しが決まった。内容もいいし、あとはこの調子を最後まで維持すること。それができれば千秋楽が終わったときにはいい結果が残っているはずだ。

明日の相手は大関・照ノ富士。今場所最後の大関戦となる。これまでは3回対戦し、御嶽海の2勝1敗。先場所は照ノ富士が寄り切りで勝っている。この1年ほど、大負けとギリギリの勝ち越しを繰り返してなんとか大関の座を維持している照ノ富士。先場所は勝ち越したが、今場所はここまで2勝4敗と調子が上がらない。御嶽海は明日勝てれば5勝2敗となり、今後がかなり楽になる。いい形で横綱・大関戦を締めくくれるか。

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